銭湯探訪24
隆乃湯(江東区亀戸5)
2018.11.13いよいよラストスパートに入った江東区銭湯巡礼。このブログを書き始め早1年の月日が流れ、今年もあと2ヶ月となった。銭湯協会の発行しているスタンプノートも一区切りの26を今日迎えた。エリアが江東区と足立区の2つに絞っての銭湯巡りだったが、我ながらよく頑張ったと思う。ドジもあったが沢山の発見と出会いがあり、良い時間を過ごせた・・・。なんて呟くとこれで終わりみたいに聞こえますが、とんでもありません88カ所めざしこれからも頑張って「LOVEゆTOKYO」を続けて行こうと思います。応援よろしくお願い致します。
さて、記念すべき26カ所目の銭湯は、亀戸駅北口から5分ほど行った「亀戸5丁目中央通り商店街」の中程にある“隆乃湯”。道を挟み多くの飲食店が並び、夕暮れになるとネオンが灯り昼間とはまた違った賑わいを見せる場所。風呂上がりに一杯なんてのにも、最高のオアシス。私事で恐縮ですが、我が娘が働くケーキ屋
モンレーブ(http://www.cake-monreve.jp/)さんが“隆の湯”の手前にあり、現在パテシィエとして働いています。亀戸ではなかなかの評判の店で、味はもちろん地元に愛される人気店。亀戸に足を運んだ際は、是非・・・。なんだか宣伝になってしまいましたね・・・、親バカと思い許してください。
働いている娘には申し訳ないと思いながら、店の前を過ぎいざ“隆乃湯”さんへ。マンションの1階に入り口があり、藍染め風の暖簾が揺れていた。中に入るとフロントだご主人(2代目)が迎えてくれた。あまり愛想は良くなかったが優しそうなひと。スタンプをいただき中へ・・・。マンションという立地もあり、天井は低い造りになっていた。浴場の硝子扉越しに湯舟背面の壁画が、まず目に飛び込んで来た。見事なタイル画が男女のお風呂をまたぐように、大きく手を広げ描かれ大迫力である。壁画は中世ヨーロッパを思わせる古城と湖の絵。高い塔にはお姫様が住み、そして多くの騎士たちがそれを守っているかのよう・・・。
非日常的な絵は、観ているとひととき現実を忘れさせてくれるそんな空間を作っている。湯舟はL字型をしていて、かなり大きい。お風呂の種類は電気湯、バイブラ湯、超音波風呂(座湯)、そして薬湯(日により3種)。湯舟も室内の洗い場も、とても綺麗で清潔感で溢れている。見渡すとお客の数も多く、出入りもかなり激しいが客足が途絶えることはなかった。やはり高齢者の方が多く、綺麗な銭湯だからもっと若い人たちも来れば良いのに・・・と思ってしまった。一通りお湯を楽しんでいたら、小学生が4人入って来てアッという間に出て行った。情緒もクソもないが、来てくれたことにはちょっと嬉しい気持ちになったわたし。帰り際、入り口前の休憩所で子どもたちが牛乳を飲みご主人と話していた。内容は解らなかったが、ご主人が説教をしていました (^▽^)笑いながら)。こんな風景を観ると、ちょっと安心するわたしです。あ~あ!!今日も気持ちイカッタ~~~~!