銭湯探訪11
第二和泉湯(江東区牡丹)2018.9.03.江戸三大祭りに数えられるお祭り「深川八幡祭り」。毎年8月15日を中心に行われる伝統的な祭りは別名「水かけ祭り」と呼ばれ沿道の観衆から担ぎ手に清めの水が浴びせられる。“わっしょい!わっしょい!!”と昔ながらの掛け声が町中に響き渡り江東区最大のイベントは最高潮を迎える。三年に一度八幡宮の御鳳輦が渡御を行う年は本祭りと呼ばれ、各町から50数基の大人神輿が街を練り歩く。観て損はない、日本の伝統が繰り広げられる祭だ。そんな町にあるお風呂屋さん「第二和泉湯」を訪ねてみた。門仲エリアではたった一軒しかない貴重な下町銭湯は、12時から21時とわずか6時間の営業。のんびりしていると、入りそびれてしまうのでご注意。いつもより早めに出て夕方5時前には着き、こんな時間から風呂に来ていることに申し訳なさを感じつつのれんをくぐった。ご夫婦でやられていることは事前に知っていましたが、この日はご主人。かなりご高齢のようだが、お元気そう。いつものようにスタンプをしていただき、浴場に・・・。脱衣所に入りまず目に入ってきたのが、時代を感じさせるマッサージ機。かなりの時代物のようで、壊れて使えないよう。きっと何十年もの間頑張ってはたらき、いまは老後を迎えシンボルとなっているようである。
浴室入ると目に飛び込んで来るのが、湯船の後に大きく描かれた大きなヨットが帆を拡げ海を行く姿。モザイク画で描かれたそれは、色鮮やかで眩しい。(女湯はディズニーのバンビらしい)浴場はこじんまりとしているが、清潔感に溢れている。お湯はバイブラと座風呂と予定通りの造りだったが、ひとつ低周波電気風呂というのがありこれははじめての経験。おっかなびっくり入ると、思っていた以上に強烈な刺激で正直なれるのにちょっと時間が・・・。注意書きがあり、ご老人はご遠慮くださいと書かれていた。(ご老人って、いくつから???)とおもわずフレーズが頭に浮かんだ。慣れてくると結構くせになりそうな、しびれ感で額からジワジワと汗が噴き出す。馴染みのお客さんどおしが湯船の縁に腰掛け、世間話に花を咲かせていました。こんな風景に出会えるのも、銭湯ならでは。しっかり暖まっての帰り道、まだ明るかったので遠回りしながらブラブラと帰りました。