銭湯探訪10
喜楽湯(江東区南砂)2018.8.27.家からほど近い銭湯「喜楽湯」(昭和28年創業)さんに、はじめて訪れた。自転車で10分くらいの場所にあり、近くには馴染みの古本屋さんがある。関係のない話しだがこの古本屋さんは、結構お宝が見つかるところ。わたしはおもに漫画や映画関連のものを物色するのだが・・・。
毎週通っていた銭湯「松島湯」が、廃業して1年以上が立つ。いまは更地とかし、駐車場と変わってしまったがたまにそばを通ると銭湯で知り合ったひとたちの顔を思い出す。みなさん元気でいるだろうか?と・・・。「喜楽湯」さんは、その「松島湯」さんからちょっと行ったところにある。不思議なもので近いわりに、一度も訪れたことがない。あるのは知っていたが、通い慣れた銭湯にどうしても足が向いてしまうのは仕方ない。それに長く通っていると、親しくなるひとも増え一週間に1度でも会わないと気になってしまう。そんな場所が銭湯なのである。
さて、「喜楽湯」さん。門構えはやはりマンションで、壁に「きらく湯」の電飾看板が・・・。建物横から覗いてみると、裏側に立派な煙突が聳え立つ。やはり煙突が見えると「お風呂屋さんだぁ~~!」という安心感を感じます。下駄箱を経由すると受付に優しそうなおばさん(女将さん)が・・・。おばさんと言ったら失礼かも知れません。きっとわたしとあまり変わらないかも???(わたしも充分オジサンです!!!)中はすこし狭い感じだが、ごくオーソドックスな銭湯。洗い場もこじんまりしていて、20名分(数えてみた)の洗い場とシャワー専門の場所があった。湯船は3層に分かれ、薬湯(日替)、座風呂(ジェット)、バイブラがあり湯温はやや温め。長湯なわたしは、この温度ならいくらでも入っていられる。壁に描かれていた画はモザイク画で色鮮やかなヨットが水をかき分け気持ちよさそうに・・・。ここだけ見るとまるで湘南にでも来た感じ。目を閉じて海の香りを想像するのも乙な楽しみ方かもしれない。

ちょっと嬉しいことがあった。「松島湯」でよく見かけたおじいちゃんがそこに来ていて、何かとても嬉しくなりました。そこ(松島湯)では顔見知りになり話した常連さんが多かったが、そのおじいさんとは言葉を交したことがない。実はちょっと気むずかしそうな雰囲気な方で、声をかけずらかっただけのこと。でも、元気そうで何よりでした。こんど会ったら声をかけてみようと思います。