銭湯探訪1-Part2
梅の湯(足立区北千住)2018.8.4今年の暑さには流石に参っているわたし。NEWSでは「命の危険にあたる暑さ」だと、連日注意を促している。正直、外へ出るのでさえ腰がひける毎日。それでも稽古をやすむ訳にはいかず、頑張って通ってくる子どもたちを思い、老体に鞭を打つ。そしてどう言う訳か、元気な子どもたちの顔を観れば暑さなど吹っ飛びエネルギーも湧く。ひとは必要とされることで、生かされていることを知る。幸せなことである。

さて前に一度紹介した北千住東口から1分の「梅の湯」に、稽古帰りに一っ風呂浴びようと立ち寄った。いつもなら稽古後は真っ直ぐ帰るところだが、今日はサウナのような体育館の中でハンパない汗を流し、我慢出来ずに「梅の湯」へ直行。ここはもと教え子の実家で何度も足を運んでいるところ。商店街をちょこっとはずれた脇道沿いのお風呂屋さんは、駅から徒歩一分と最高の立地条件。外観も銭湯の王道をいく出で立ちで、銭湯好きにはたまりません。お湯は地下からくみ上げた水を湧かしているということで、肌にやさしい柔らかいお湯。浴場を飾る絵は、男・女湯をまたぎ王道の富士山が描かれています。凜とたたずむ富士山を眺めながら、ゆったりと湯舟に浸かると稽古の疲れが吹っ飛びます。これだから銭湯は止められません。北千住は40年以上通った街ですが、多くの大学がキャンパスを移して来て以来、本当に変わりました。聞けばいまや若者が住みたい街のBEST3に入るほど・・・。美しく生まれ変わった北千住ですが、まだ街のそちこちに昭和の面影が残り、古今が混在する。そんなレトロを求め探し歩くと、これはまたなかなかおつで楽しい街。タイムスリップを楽しんだ後に、一っ風呂なんて贅沢ではありませんか?ぜひ、一度足を運んでみてください。お勧めの下町です。