2018.5.02
MARVELがやっちゃっいました。“アベンジャーズ”の最新作インフィニティ・ウォーが予想を裏切る展開で、だれもこんなラストを想像していませんでした。少なくてもわたしは・・・。勧善懲悪の世界を描くアメコミヒーローの今作品は、嘘みたいな完全ボロ負けの物語。だれがこんな終わりを想像した事でしょう。がしかしである、個人的には大満足の面白い作品になり次回作への期待がMAXです。登場したヒーローたちが多い分中身が薄まるかと思いきや、キチッと各キャラにもしっかりスポットをあてた構成にはファンのこころにも届きました。ルッソ兄弟の監督手腕が光ります。それぞれの絆が描かれ、ウルっとくるところも・・・(ブラック・ウイドーとブルース(ハルク)の再会)。それにしても今回登場のビィラン(悪党)が実に魅力的に描かれています。ヒーローVSヴィラン。これは双方に力(能力)があって成立する図式。相手が強ければ強いほど、対決がより魅力的になりその世界感が大きく拡がる。最近のアメコミ作品の多くは、ヒーローよりもヴィランを個性的かつ魅力的に描いたものが多い。例えば“マイティ・ソー”に出てきたヘラ、“ブラック・パンサー”のキルモンガーなど、みな主役を食ってしまう存在感でした。ヒーローがカッコイイのはヴィランあってのこと。これは紛れもない事実。今回はスーパーヴィラン(最強・凶)と称されるサノスが登場し、その圧倒的パワーにアベンジャーズがタジタジになる。えっ!!嘘~っとだれもが目を疑う。その上物語はそれだけにとどまらずサノスの内面にまで深く切り込んだシナリオ構成。実に面白い脚本です。納得の内容で1年後くらいに公開されるであろう次回作の、巻き返しに期待が胸膨らむ。負けることがあるから、より強くなるのはまさに人間もいっしょ。もう勧善懲悪のストーリーではお客は満足しないのだ。弱さをみとめ克服していく姿こそが、美しく真のヒーローなのかも知れない。DCコミックでスーパーマンが死んだ時、みなが悲しみ悲嘆に暮れたことが蘇る。この世に絶対はないと言うことが描かれ、それによりリアルにみなが何を必要としているのかに気づき絆を深める。それこそがヒーロー作品の本当の魅力なのである。
さて、みなさんこのアメコミ超娯楽作品を一日も早く見に行きましょう。「えっもう観た!それは失礼いたしました。」じゃ、観てないひと早く劇場に・・・。
※KBくんは観たかな?今度また飲みながら盛り上がりましょう。その日が楽しみです。
P.S. 全然違う話で申し訳ありませんが、ここ数日寝不足が続いています。原因は世界卓球(団体)のTV放送観戦。残念なことに昨日男子が準々決勝で敗れた。メチャクチャ悔しくて朝まで眠れませんでした。1点を争う攻防は息が詰まるほど緊張感の連続。まさに死闘でした。日本選手は水谷選手を筆頭に素晴らしい戦いをしましたが、敗れてしまいメダル獲得を逃してしまった。今回注目を集めたのが「チョレイ!!」の気合いでお馴染みの15歳張本選手。敗戦後の「全部、一からやり直さないと」の彼の言葉に、凄さと大きさを感じました。頑張れ!張本選手!!君が卓球界の真のヒーローになる日をず~っと応援しています。