2017.7.26
“パイレーツ・オブ・カリビアン”最新作「最後の海賊」を鑑賞。公開されはや二週間。すぐに観る予定が今日に至ったのは、ただタイミングが合わなかっただけ・・・。他の作品との綱引きだったり、たまたま天候に恵まれなかったりとたいした問題ではない。その日の気分でふらっと観るのが好きな自分は、常に自分勝手。ご存知のジョニー・デップの代名詞とも言えるこのシリーズ。毎回手を変え品を変え楽しませてくれる。単品で観ても充分楽しめるシリーズものは、結構貴重。繋がりが重要視されると、途中で見落とすとどうしても話が途切れ難しくなる。その点これは、一話完結風に出来ているのでファンにはありがたい。主人公はもちろん海賊ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)だが、毎回個性豊かなキャラが登場し冒険への旅へと誘う。まさに娯楽の王道を突っ走るスペクタル・ファンタジー作品。ジョニーと言えば、ジャック・スパロウと言える役名。最近のジョニーは、どちらかと言えばキャラの濃い個性的な役ばかりが目立つ。ファンとしてはここらで昔観た“ギルバート・ブレイク”のような作品を観たいと思ってやまない。
さて、今回の「最後の海賊」は、いままでどおり息つく暇無い展開の早さでバタバタと話が進む。どこまでも食えない男は煮ても焼いても面白いの一言。自分にとってどこまでもい都合の良い考えと方法で、敵や仲間を翻弄する。憎めない愛すべきキャラは、ジョニー曰く「ジャックは自身の一部」と言わしめている。あとはなんといってもスケールの大きい映像描写への拘り。最新映像技術の存分に使った贅沢な表現に尽きる。今回も前作を上回る見事さ。どれだけお金を費やしたらこんな作品を撮れるのだろうと、下世話な考えをいだいてしまう。後もうひとつは、ジャックを取り巻くキャラの面白さ。仲間はもちろんだが、次々に登場する敵(ライバル)の存在。宿敵バルボッサをはじめ黒髭やデイヴィ・ジョーンズと、いずれ劣らぬキャラはマニアにはたまらない。今回登場の「海の死神サラザール」もメチャクチャインパクトがありました。また、ファンには嬉しいウィルやエリザベスの登場に最後まで目が離せません。「最後の海賊」と言うサブタイトルが気になってしまうのは、私だけ???新登場のカリーナ役のカヤ・スコデラリオの瞳のブルーがとても美しく印象に残りました。難しい名前なので覚えるのが大変ですが、こころに刻みます。ウィルの息子ヘンリーを演じたブレントン・スウェイツもかなりの美形で格好良かったです。ふたりともかなり有望な役者さんだと思えます。見終わった後の爽快感は、今までで一番かも知れません。何かちょっと幸せ感が何時になく残る作品です。
最後にひとこと・・・。バルボッサ最高です。