2017.6.1
マーベル最新作“LOGAN”を観た。ご存知X-MENシリーズの中でも、間違いなく1、2番の人気キャラ「ウルヴァリン」ことローガン。長い間ファンのこころを掴んで離さないキャラの、最後となる今作品やいかに・・・。スピンオフを入れれば8作品がいままで創られ、善し悪しはあれど、どれも多くのファンを喜ばせた。“デッドプール”もX-MENの中に入るのだが、個人的には外したい。嫌いな訳ではないのだが、X-MEN ZEROに登場した時とは、全然違うイメージでわたしには重ならないのである。原作に忠実なのは“デッドプール”で下ネタ満載の作品はなぜかX-MENシリーズでは最高の興行収入をたたき出しているらしい。そうは言われてもやはり、わたしは別物と分け応援したい。
“ローガン(ウルヴァリン)”に話を戻しましょう。今回“LOGAN”と銘打ったのは作品を観ると納得する。いままでのようなスーパーヒーローとして描くのではなく、ミュータントとして生まれた自分を呪いそして悔いる、そんな人間味溢れる姿を描いているからに他ならない。不老不死の身体を持ったことにより、自らは終活できず大切なひとを多く失ってきたことに苦しむローガンは観ていて痛々しい。そして何より悲しい。他のキャラも同じように自らを呪い、人間になることへの強い願望を背負っている分引かれるのだが、ウルヴァリンはまさに象徴。派手な衣装も派手なアクションシーンも少ないが、味のある作品となっている。ローラという少女(ローガンと同じ遺伝子で創られたクローン)を登場させ、ミュータントの未来が描かれている。ウルヴァリンには欠かせないチャールズ(プロフェッサーX)が唯一キャラとして参加し物語りに厚みを加えているのもみのがせ無い。さて最後の作品と本当になるのでしょうか?それは観てのお楽しみ・・・。
劇中のセリフでローラとローガンが交わす会話が印象に残る。
「あなたが愛したひとはみな死んだ、ならわたしは大丈夫ね」と言うローラの言葉。これが今作の全てを表しているテーマではないでしょうか?
はじめてX-MENが公開されたのが2000年。17年の歳月を経て、ヒュー・ジャックマンも渋くなりました。でもやっぱりカッコイイですね。“デッドプール”も第二弾が撮影中で来年あたり公開予定だそうです。人気の高いX-MENシリーズですので、スピンオフでも何でもいいので作品を創ってほしいとファン代表としてお願いします。
P.S. そう言えばX-MEN ZEROに登場した、ガンビットをメインにした作品が作成中と聞きました。棒術などを使うキャラはわたし好み。はやくお目にかかりたいものだ!原作はいくらでもあるマーベルコミック。どうか隠れているキャラを、是非表舞台に立たせてください。そしていつまでも少年のこころを失わないように、わたしたちを喜ばせてくださることを願います。