

2017.Jan.11
なかなかタイミングが合わず観る機会を逃していた作品“ファンタスティック・ビーストを鑑賞しました。あの人気を誇った“ハリーポッター”シリーズが終わり、その後を継ぐ作品として登場したのが今作品。魔法動物という新しい切り口と魔法を融合させ、どんな夢を見せてくれるのか楽しみである。主役のスキャマンダー(魔法動物学者)には、いま最も注目を集めている俳優のエディ・レッドメイン(アカデミー主演男優賞受賞)が起用されているのも興味深いところ。演技力にはもちろん定評があるのだが、ファンタジーの世界でどのような存在感を見せてくれるのかがすごい楽しみなわたし。物語事態も興味大なのだが、彼の感性にいつも驚かされるので本当に楽しみ。決してハンサムとは言いがたい容姿だが、内面から沸き立つオーラというか雰囲気は他のひとには感じることのできないものがある。なんと言っても目(瞳)の美しさがたまらない。男の自分が言うのも変な話だが、「吸い込まれる」とはこういう目のことを言うのだろう。見つめられたら、嘘など絶対につけなくなるようなピュアで濁りがないその瞳。女性たちにはたまらないことでしょう?
すみません、いきなり俳優さんの話で盛り上がってしまいました。
さて、作品の感想です。実はハリーポッターシリーズを劇場で観たのは、最後の二作。ほかはTVでの鑑賞がすべて。特に意味も無く、なんとなく話題に乗り遅れたといった感じ。まぁ基本興味がわかないと動かない、という性分のわたしがそこにいます。あとはタイミングです。一本外すとシリーズものは、ちょっとしんどいです。と言う訳で新シリーズに臨みました。率直に面白かったです。このよう発想を生む作者の方が羨ましいのと、才能に脱帽です。初回としては、とてもシンプルな構成で登場人物(魔法動物)たちにスポットをあて、笑いあり涙ありのファンタジー作品に仕上がっています。時代背景はハリポタの数十年前のアメリカ大陸。はじめに語ってしまったエディですが、ピッタリのはまり役でした。なにがって、それは主人公が純粋だといういうことのひとことです。だれよりも魔法動物に寄り添い大切にしているその姿が、画面からあふれ出ています。現代人も見習いましょう。絶滅危機に瀕している動物をかくまい育てている、心優しい青年(スキャマンダー役)は彼をおいてありえません。素晴らしかったです。今後の展開が楽しみでなりません。脇を固めた俳優さんたちも、魅力的で輝いていました。唯一の人間ジェイコブを演じた、ダン・フォグラーいい味出してます。ゴールド姉妹の妹クイニーを演じた、アリソン・スドルはめちゃ綺麗でこんなひとなら「こころを読まれても」いいかも?姉ティナを演じたキャサリン・ウォーターストンは舞台でも活躍しているひとらしく、存在感は抜群。エディ同様にピュアな感じがこころを引きつけます。きっと今後、出てくる俳優さんではないでしょうか?ファンになりました。ラストシーンの涙はほんと、綺麗でした。さて、最後に現実世界で乾いたこころに水をあげたくなったら、この作品を観に劇場に足を運びましょう。
P.S. 今回登場した魔法動物たち、個性豊かでみな可愛かったですが、カモノハシみたいな’“いたずら好きのニフラー“が一番。女子はきっと好きだと思います。