

2017.Jan.07
新年を迎えあっという間に一週間。この時の流れの速さが怖いわたし。そんな中2本目に選んだ作品は、昨年観た“ローグワン”。再びの鑑賞だが、何度でも観たくなる作品とはこういうものです。「スターウォーズ」のファンは世界中にいますが、それは作品の持つ世界観のクォリティの高さがきっとわたしたちのこころを掴んで離さないからではないでしょか?
今回2度目の鑑賞でさらにそのクォリティの高さを確信しました。細かい部分にまで拘った制作陣の心意気みたいなものが、ひしひしと伝わり関わった人たちがみな「スターウォーズ」そのものをリスペクトしていると嬉しくなりました。シーンのカット割りのひとつひとつが、額に入れて飾りたいほど美しくその芸術性の高さを感じました。宇宙をテーマにしたSF作品は数多くありますが、このシリーズを超える作品などありえません。唯々素晴らしいとしか、言葉が見つかりません。こんな作品を手がけられるひとたちが羨ましいのと、創り上げたスタッフの仕事にこころから賞賛の拍手を贈ります。
シリーズのスピンオフ作品となる、今回の“ローグワン”はいままでのシリーズとは、やや色が違いますが個人的にはいちばん好きになりそうです。新しいキャラたちも魅力的だし、何よりこころの繋がりを強く描いているところがたまりません。新キャラの中では、盲目の戦士チアルートに強くひかれたわたし。作品中フォースを使う登場人物は、ダースベーダー以外なく、生身の人間たちの信じ合うこころの絆が強く描かれ胸が震えました。一回目よりも2回目の鑑賞のほうが、より深く登場人物たちの思いに近づくことが出来、多くのシーンで涙してしまいました。スターウォーズシリーズが主役だと位置づけすると、“ローグワン”はその陰でそれを支えた精鋭たちの戦い。表舞台の裏側で物語りを支えたひとたちのお話です。例えるならば映画づくりで、地道に働く裏方の人たちにスポットをあてたもの。武士道の精神がこれほど強く描かれた作品は、いままでのシリーズ中一番では無いでしょうか?何度観ても感動を味わえる、まさにSF映画の金字塔です。観ていないひとは早く、劇場に足を運びましょう。
P.S.
先日、世界中のスターウォーズファンに訃報が流れました。昨年エピソード7に久しぶりに登場したレイア姫ことキャリー・フッシャーさんが亡くなりました(享年60歳)。元気な姿をスクリーンで見せたばかりなので、とてもショックな報道でした。さらに彼女が亡くなった翌日に母親の名優デビー・レイノルズさん(雨に唄えば)が84歳で急死。 親子の絆をこれほど強く感じたニュースはありませんでした。エピソード8の撮影はすでに終わっているとのことで、もう一度スクリーンで彼女と会えるとのこと。しっかりとその姿をこころに焼き付けたいと思います。お二人のご冥福をこころよりお祈り致します。合掌。