

2016.Dec.16
“「ローグ・ワン:ア・スターウォーズ・ストーリー」”の公開初日、朝一で劇場に・・・。この作品はスターウォーズのスピンオフ映画として創られたもので、エピソード3と4の間という設定で描かれている。現在も続くスターウォーズシリーズだが、こう言う別の角度から描かれるストーリーにはとても期待の声が高まっているとの事。もちろんわたしも・・・。
さて、観た作品の感想ですが、本編にはない裏の話ともいう通ごのみのストーリーが描かれ強く引かれるものがありました。シリーズのような派手さはないが、影で動いた戦士たちの活躍が見事に描かれ人間味に溢れた演出に感動したわたし。フォースという言葉こそ、合言葉で出て来るが神懸かり的演出は影を潜め、SF映画であってSF映画でない、ある意味リアルな戦争映画が映し出されていました。そこにジェダイは存在せず、生身の戦士が宇宙の平和のために命をかけ闘う人間ドラマが・・・。主人公は女性で、そのまわりには個性豊かな名もなき戦士たちが集い「正義とは・・・」を、ひたすら追いかけ散って行く。これははやりSFとは言いがたい内容である。舞台が宇宙というだけで、人の繋がりを描いた武士道映画ではないでしょうか?洋画版の“七人の侍”を観たようなそんな感覚を覚えました。本編も大好きですが、この作品のように人間味溢れるストーリー展開もある意味期待を裏切る良い視点。脇役がいての主役という事が、しっかりと詰まった作品に拍手です。
主人公ジンを演じたフェリシティ・ジョーンズは、2014年“博士と彼女のセオリー”でアカデミー主演女優賞にノミネートされ一躍脚光をあびたひとで演技は折り紙付き。また父親役にデンマーク出身の名優マッツ・ミケルセンが・・・。“偽りなき者”は紛れもない名作。“悪党に粛正を”の演技も忘れる事の出来ない作品のひとつです。他にも実力派俳優のフォレスト・ウィテカー(バード/ラスト・オフ・スコットランド)など凄いメンバーが揃っています。キャスティングだけ観ても、中身の濃さが伝わる作品です。観ればきっと納得の作品ではないでしょうか?ひと味違った“スターウォーズ”に大満足のわたしでした。時間をみつけもう一度、観に行こうと思っています。細かい物語のディテールを、さらに確かめたい好奇心がふつふつと湧いている自分です。ダースベーダーも登場させ物語の繋ぎもしっかりと押さえられて、なるほどとまたシリーズを見返したくなること間違いなし。レイア姫もチラッと最後に顔(昔の画像)を見せ、ここはファンサービスってところ???
※プログラムは特別版として売っていたもの。通常版も値段は同じと言っていたのが気にかかります。違いは何???