2016.Dec.13
トム・クルーズ最新作“ジャック・リーチャー”を鑑賞。デビュー以来35年トム・クルーズも年を重ねすっかりベテランの域に・・・。今回の作品は2012年公開の“アウトロー”シリーズの第二弾、アクションメインの一匹狼ヒーローもの。前作は観ていないので、今作がジャックとは初対面。アクション映画のシリーズものは多く、古くは“ダイ・ハード”に始まり“ワイルドスピード”“トランス・ポーター”“ボーン”と今も続く人気シリーズは多い。トムの代表作になっている“ミッション・イン・ポッシブル”もそのひとつ。“ジャック・リーチャー”も原作はシリーズものなので、これからも制作の可能性大。ただ1話完結ものなので、前作を観ていなくても充分楽しめるのがいい。
孤高の退役軍人が全ての規制から逃れ、独自の正義を貫くヒーローものは現代版・ジャンゴとでも言うところだが、ネット社会の情報傍受合戦などをからめ現実の緊張感を写し出している。ということで、主人公は免許証もカードも電子機器も一切所持してないという設定である。だからと言ってそこに精通していない訳ではない、と言うところがまたカッコいいのである。責任はすべて自身がおい、正義を貫く姿は他のヒーローものとも共通する。同様に孤高と言っても絡みはあり、「弱気を助け、強気を挫く」の精神は貫かれているからこそ、その人間味にひかれる訳である。
トム・クルーズのデビュー作“エンドレス・ラブ”はリアルタイムで観ているわたし。ブルック・シールズ観たさの鑑賞だったので、残念ながら記憶には残っていません。それと正直いい作品としては???ゼフィレッリ監督にしては失敗作とも言われています。主題歌の方が有名になり話題になりました。あれから35年の時を経てトップスターの座に上りつめ、いまもその人気は衰えを知りません。わたしは個人的に“レインマン”が大好き。“ラスト・サムライ”も好きな作品です。
今回の話は裏切りや汚職といった背景で、それほど目新しい内容とは言えません。ただ、リアリティを追求したアクションシーンは流石ハリウッド。トムも若い頃のハリこそないが、しっかりと身体づくりをしています。ラスト涙腺の緩いおじさんは、不覚にも流れ落ちるものを止められませんでした。
TVシリーズ“プリズン・ブレイク”のティーバッグで知名度をあげたロバート・ネッパーがでてますが、この人いるだけで胡散臭いです。