

2016.Nov.07
以前「ひとこと~」でまんが「深夜食堂」の話をした事があります。近年もっともハマっている作品と熱く語ったと記憶しています。短い短編の読み切り作品には、そのお店に集まるお客さんたちの心温まるエピソードが紡ぎだされ“ほっこり”とした気持にさせてもらえる。その作品はドラマになり、そして映画に・・・。TVでは深夜放送に関わらずコアなファンを獲得し評判になり、とうとう映画化。まんがも大好きですが、ドラマも素晴らしく一度見たら誰しもハマってしまう、忘れ物を拾った気分にさせてくれる逸品です。まんがには漫画の良さがあり、短い物語をマスターが作る料理に絡ませ絶妙なタッチでこころの隙間に入ってきます。そしてその作品を映像化したドラマは、これまたストレートに胸に突き刺さる。だれもが一度は感じたことのある、そんな感情を思い出す演出には涙が止まりません。人生の恐縮された旨味が、じゅわ~っとこころの中で溶けるような幸せな気持にしてくれます。あ~ァ!!また熱くなっちゃいました。大好きです「深夜食堂」そしてマスター!
さて、“続・深夜食堂”はと言えば・・・。はじまりのタイトルバックの映像(新宿のネオン街の風景)とテーマソング(思ひ出)が流れるやいなや、もうわたしの心は新宿の裏通りに彷徨っているのです。こんなお店があったら、間違いなく毎日通ってしまいます。今回も作品がはじまった瞬間から、自身もカウンターにいるそんな気分になり馴染みのお客さんの話にそれとなく耳を傾けております。みんないろいろあるみたいですが、いいひとばかり・・・。
“みんな一途に一生懸命に生きています。だからとっても温かい。”今回大女優の渡辺美佐子さんが出ています。素晴らしいと言うか言葉では言い表せないくらい、母の思いを強く見せて頂きました。感動です。久しぶりの小島聖さんはじめ、キムラ緑子さん、河井青葉さんなど女優陣の演技は、女の可愛さ,優しさそして強さを堪能させてくれました。マスターの過去もほんのチョビッと垣間見れ、なにか優しさの裏付けが取れたように思えます。前作に続いて出演の多部未華子ちゃんは、やっぱりいい女優さんです。
マスター!豚汁食べテ~っ!!! みなさん、お腹いっぱいこころを満たしに、食堂へ出掛けましょう。
P.S. この作品、アジアでも評判を呼び韓国、そして台湾でも映画化されたそうです。なんか、妙に嬉しい気持でいっぱいです。こころが通じ合えたそんな気分です。
