

10.29日に息子を連れ立ち、プロレスを観戦に行きました。力道山の時代から大好きだったプロレス。時代が変わりその形は多種多様の様変わりし、大小合わせ多くの団体が乱立する現在。力道山の名は知られていても、勇姿を見た人は昭和20年代のひとばかり。当時と比べれば技の数は比較にならないほどあり、そのスケールや複雑な技術はまさにプロ。力道山ももちろんプロですが、どちらかと言えば力対力のガチバトル。戦後復興のシンボルだった力道山は、国民にとってはスーパーヒーローでした。その後、時代はジャイアント馬場とアントニオ猪木の2つのスタイルに分れ継承されて行きました。バブル期あたりから雲行きが怪しくなり、プロレスは他の格闘技の波に巻き込まれ衰退の一途を辿り、ファンたちは行き場を失いました。そのプロレスがいまにわかにまた、元気を取り戻しているらしいと・・・。
その昔、団体同士の存続を掛けた抗争時代がわたしのプロレス愛はピーク。大好きな団体UWFには、本当に足しげく後楽園に通ったことが思い出されます。そばにはいつも大切なひとが・・・。
プロレスの話は尽きないのでやめましょう。今回は知人を通じ手に入れたチケット。会場は昔と変わらずファンの熱気で噎せ返っています。驚いたのは女性の姿の多い事。聞いてはいましたがこれほどとは・・・。黄色い声援が飛ぶ中、身体と身体がぶつかり合う音と選手たちの熱いパフォーマンスに時間を忘れ見入ってしまいました。息子ははじめての体験で、家に帰っても少し興奮ぎみでパンフと睨めっこ・・・。
この興行は藤波辰爾率いるドラディションの主催で、本人も出て頑張っています。変わらない真面目なファイトスタイルが、昔のままで嬉しくなりました。わたしと同じ62歳。「ガンバレ!ドラゴン!!」である。短い時間でしたが、本当に楽しい時間を頂きました。感謝。