2016.Oct.31
ダン・ブラウン原作のシリーズ作品第3作“インフェルノ”を鑑賞。シリーズ第1作“ダ・ヴィンチ・コード”は2003年にアメリカで出版されるやあっという間に7000万部を売り上げ大ベストセラーになった作品。06年にロン・ハワード監督のもと、主演にトム・ハンクスを迎えこちらも大ヒット。空前のスケールでトム・ハンクス演じるハーヴァード大学宗教象徴学者のロバート・ラングドン教授が、その類いまれなる才能(絵画・彫刻・建築に関する膨大な知識)を駆使し、難事件を紐解く現代版シャーロック・ホームズを彷彿するサスペンスミステリー。今回は3作目となり、イタリアのフィレンツェを舞台の中心に贅沢なロケをふんだんに入れ、映画ファンだけでなく歴史や美術などに興味を持つ人たちにはたまらない作品になっている。物語の展開が早いのもこのシリーズの特徴で、めまぐるしく変わる展開には気を抜くと置いてけぼりにされてしまう。謎解きはちょっと高度すぎて一般人には、やや難解である。登場人物も多く、だれが敵か味方なのか最後まで気が抜けなせん。劇場でこのシリーズを観るのははじめてのわたしですが、DVDで観た“ダ・ヴィンチ・コード”の方が個人的には好きです。それにしても贅沢に作られた映画です。世界中を駆け巡り、歴史ある多くの街を訪ね、多くの美術や彫刻そして建築物に取り囲まれての撮影はさぞ緊張の中行われることだろう。それを思うだけでも、贅沢感はハンパない。暗号の謎解きも面白いのだが、深い知識がある訳でもないのでただただ勉強をしている時間が流れて行きます。このタイプの作品は、かなり頭がシャキっとした時でないと損をしてしまうかも知れません。前日にちょっと無理がたたり、ちょっと疲れてしまったわたし。なにか忘れ物をしてしまったような、もったいない時間を過ごしてしまいました。みなさん、元気なときに行きましょう。
人類の人口増加が地球規模でテーマになっていましたが、これって近い将来本当に起こりうる現実なのでしょうか?人類が犯した環境破壊などにより、いつか人間が絶滅する日が来ると・・・。出来る事なら映画の中だけにして欲しいものです。
トム・ハンクスは随分貫禄が出て来ましたね。相手役を演じたフェリシティ・ジョーンズはホーキング博士の妻役で、高い評価をされた女優さんですが、この後話題作「スターウォーズ/ローグワン」で主役をやるそうです。いまから楽しみがひとつ増えました。