2016.Aug.22
松屋GINZAにてやっている「ガンダム展」に足をはこんだ。実は昨日門下生から招待券をもらったばかり。なんと今日が最終日ということで慌ててやってきました。ファンと豪語している自分なのだが、とんだ見落とし。毎日の暑さにちょっとボケたのでしょうか?
もらったものだが絶対行かない訳にはいかず駆け込みの見学。この日は朝から大雨。バチがあたったのか台風が東京を直撃。かなり出かけるには厳しい状況だったが、気合いを入れ家を飛び出した。
いまもつづくガンダムだが、なんと言ってもこの作品が原点。映像表現は技術の進化でめざましいものがあるのだが、コンセプトからキャラ、ストーリーに至るまでこれを超えるものはないと今も思っています。もちろん時代の進化に合わせ変わってきたガンダムシリーズはいまもコアなファンが多い。ず~っと続いている作品ですが、わたしにはダブルゼータまでがガンダムと勝手におもっています。唯一異端としてターンAガンダムのみ観ている。これはメカニックデザインを世界的に有名なデザイナー、シド・ミード(ブレードランナー・スタートレック)が絡んだことにひかれたから・・・。ファンの間からはかなり厳しい言葉も浴びせられ「あれはガンダムじゃない!!」とまで言われたもの。わたしは逆に、ガンダムのイメージを払拭したその自信に拍手を送りたい。確かにガンダムの容姿を残しているのはボディだけなのだが・・・。
会場思っていたより小規模な展示だったが、ガンダムファンにはそんなこと関係なし。この「THE ORIGIN展」は1979年にTV放映されたファーストガンダムと称されている伝説のアニメをもとにコミカライズした漫画作品が中心で、設定の見直しと外伝的エピソードを追加したりアレンジを加えた物語の展示となっていた。わたし世代には、たまらない刺激である。
さて展覧会の内容だが、キャラクターデザインを手がけた安彦良和氏の原画にはじまり、設定資料・アニメ原画・背景画・3DCGなど・・・。飾られた原画の繊細な線の抑揚に釘付けになり、アフレコ用のシナリオ本に声優さん(池田秀一)の書き込みが入っているのが展示されているのを観てリアルな感動を覚えました。またアニメ「THE ORION」の映像がコーナーごとに流され、初代ガンダムの勇姿が蘇りたまらない空間になっていました。入場者はやはり年配の方が多く時代を感じました。親子で来ている人がいて、お父さんが娘(小4~5くらい)に原画を指さし説明している姿は、ちょっと微笑ましい風景でした。