

2016.Aug.16
大ファンのX-MENシリーズ最新作”アポカリプス”が公開されました。ファンが多いこのシリーズだが、一作ごとにしっかりと観る側を楽しませてくれる。その作品は繋がっているようで微妙に独自の展開をする。もちろんコンセプトは一貫しているのだが、その都度時間軸を変え登場キャラの個性を生かす演出がシリーズを観ていなくても充分楽しめる。キャラの中でも特に人気のある”ウルヴァリン”は、中でも特に分けられスピンオフの作品になっています。”スターウォーズ”シリーズとも違い、小出しでキャラの過去を紐解きより深みをます憎い演出をしてくれます。娯楽の王道を進む作品ではあるが、キャラのもつ魅力を緻密に引き出すその手法にファンは間違いなく虜になってます。主人公たち「ミュータント」という新しい種族のもつ計り知れない能力は、人類に取って脅威であるとともにどのような化学兵器より手に入れたい力。だがそれはまた、差別の対象ともなり彼らは居場所を失ってしまう。ひとはひとと違うことに違和感を覚え距離を置く。これは現代も続く差別の歴史である。この映画は単純なSF作品ではなく、現代にも通じる大きなメッセージが描かれていと言えます。
さて、今回も魅力的なキャラがいっぱい登場し大活躍。わたし個人はマグニートーに特にひかれました。はじめの作品では悪の象徴として登場し憎たらしい存在でしたが、回を重ね観ていく度にその内面の葛藤に触れ度好きになっていきました。本作品ではその魅力をさらに決定づけわたしはさらにファンに・・・。あともうひとり目をひいたのが磨きがかかったクイックシルバー。一見チャラ男風だが、なかなかの活躍ぶりでカッコ良さ満載です。ウルヴァリンもチョコッと顔をみせ、次回作のナビゲートをしています。映像表現は言うまでもなく一級品。文句なく楽しめる娯楽大作に是非とも劇場に足を運んでください。