
2016.July.26
1991年に手に入れたカレンダーは、アイドルから大人の女に変身したふたりの女優。昭和が終わりを告げ平成と名を改めて2年、大きな転換期を迎えたふたりの決意さえ感じられるアイテムである。
ひとつめの宮沢りえさんはこの年、超売れっ子にも関わらずヘアーヌード写真集を発表し、世間をあっと驚かせました。累計150万部を売った写真集は記録となり、この先この記録は破られることはきっとないでしょう。彼女が当時18歳のときである。この年に集英社からだされたのがこのカレンダーで、タトーに入ったカード形式がお洒落でデザインも秀逸でした。中の写真はスタイリッシュで、ドキッとさせるポーズで構成されているのだが、いやらしさが全くない美しい作品となっています。
もうひとつは、南野陽子さんのカレンダーだが、こちらは洋酒のバレンタインがプレミアでつけたカレンダーである。前にも樋口可南子さんを使ったHAIGのカレンダーがあり話題になりましたが、どれもみな篠山紀信の作品と記憶しています。1984年デビューの南野陽子は「2代目スケバン刑事」でアイドルのトップに上り詰め、当時絶大な人気を誇っていました。アンニュイな表情が、一皮むけた彼女の姿をより美しく見せています。どうですかみなさん、ふたりのフェロモン満載のカレンダー2作品は・・・。