2015.Aug.03
公開前から話題がつきない“進撃の巨人”を鑑賞。2部作の構成で創られている作品で、その前編が今回の映画。正直、何をコメントしていいか困っています。原作は2009年に発表された漫画で、現在も続くコミックスが16巻まで出ている人気作品。その発行部数はなんと、全世界発行累計5,000万部だそうだ。もちろん知ってはいましたが、好みの激しいわたしは原作を読んでいません。まんがにはかなり拘りがあるわたし。余談ですがまず、自分好みの画風があります。50年以上読み続けてきているので、最近の画風で好きな作品はごくわずか。もちろん内容が素晴らしければ、その条件はクリアでき最近では“寄生獣”を克服しました。何度かブログで言っていることですが、グロイ表現が大の苦手。それでも、食わず嫌いにならぬよう片目をつぶって観る映画も多いわたし。さきほど上げた“寄生獣”はある意味大変な拾い物をした感があり、内容には大満足でした。(友人の薦め)
さて、そこで話題作に挑んだ今回。9月の結末編を観ないと何とも言えませんが、現時点では???全体によく理解出来ない部分が多く、ついていけてません。原作の荒唐無稽な発想にはとても魅かれるものがあり、期待大の作品ですが・・・。その原作者諫山創(いさやま・はじめ)が原作に囚われずに映画は創ってとの要望ではじまったこの実写版。ふたを明けるとやはりファンたちから、その違いに批判の雨霰。わたしはもともと原作と映画が同じものであってはいけないと考えている方なので、この騒ぎにはまったく無関心。それに原作も読んでいませんので・・・。映像技術など別の視点からみてもいいのですが、最近のCG技術の凄さを物差しにするとちょっと・・・?っていう感じは否めません。それでも脚本がしっかりとしていれば、観る側にちゃんと伝わる作品になることは間違いありません。と言うことで後編に期待しましょう。
ちまたでは出ているキャラのイメージに賛否両論があり、みなさんそれぞれの思い入れがぶつかり合っているようです。また、原作にはないキャラも出て来たりして、その辺りも読者の意見が交差して面倒なことになっているようです。だれしも自分が好きなキャラには思い入れがあるので、少しでもイメージが違うと何か言わないではいられなくなるのでしょう。何度も言いますが原作を知らないので聞き流して欲しいのですが、印象として全体にキャラを誇張し過ぎてはおりませんでしょうか?なんだか歌舞伎の見栄をみているようで、芝居が大げさに観えたのは私だけでしょうか?それとも原作の登場人物たちも、みんなあんなにテンションが高いのでしょうか?冷静にもしあの状況が現実であれば、まともな精神状態ではいられないのは解りますが・・・。