2015.July.11
アベンジャーズ2作目“エイジ・オブ・ウルトロン”が公開されました。前作をさらにスケールアップしてのアクション巨編になり、また私たちの前に登場です。今作はアクションだけにとどまらず、キャラクターたちの内面に迫ったドラマが展開され、キャラを寄せ集めたただのアクション映画ではありません。観たらきっと満足のいく超一級エンタテイメントに仕上がっています。
正直前作もマーベルのキャラを集めた、マニア向けサービス品かと思って鑑賞に挑んだがとんでもない間違いでした。確かにマニア向けなのは解りますが、理屈抜きで楽しませてくれる演出は観客を多いに楽しませてくれました。今回も新しいキャラが生まれますます賑やかになりましたが、この際どんどん増やしてもらいめちゃくちゃ楽しい作品を続けて制作してほしいと思います。先ほども述べましたが、今回は各キャラにスポットをあてその内面にせまる演出をしています。それぞれに抱えたこころの闇をほんの少し見せ、ヒーローたちをより見近に感じることができます。味方はもちろん敵のキャラもとても魅力的。日本のキャラとはひと味もふた味も違う、単純明快なヒーロー軍団。それぞれの能力も性格もぜんぜん違う上、我が強い。そんなヒーローたちがただ人類の平和のために力を合わせて、敵と戦う勧善懲悪の物語はこどもや大人の枠を超えファンを虜にしています。奇想天外な話は百も承知で多いに楽しむのが、この映画の見かたではないでしょうか?ハイテクアーマーを身につけたアイアンマンが取りあえず主役的ポジションにはいますが、神(ソー)がいたり、怪物(ハルク)がいたり、科学に力により生まれ変わったスーパーソルジャー(アメリカ)がいたり、今回はさらに超能力者(クイックシルバー&スカーレット・ウィッチ)まで・・・。その能力はまったく別でも、みな一線級の超人たち。子供じみたた発想ですが、だれが一番強いのかと思う人は多いはず。今回はその超人たちの負の部分をちょっぴりみせ、私たちの身近な存在にしてくれたことはとても嬉しいことでした。そしてどんなに強くても絶対はなく、みなで力を合わせて闘うことの意味と姿にきっと観る方は拍手を送るはず。是非楽しんでください。
P.S. このヒーローの中にあり、地味だが特別な輝きをはなつ2人が大好きです。ひとりは言わずと知れたブラック・ウイドー(スカーレット・ヨハンソン)。もう言う言葉が見つからないほどカッコイイです。女ヒーローキャラは数ありますがトリニティーと同じくらい大好きです。もうひとりは孤高の戦士ホークアイ(ジェレミー・レナー)。この軍団の中では異彩をはなつ、弓矢の名手。みんな凄いパワーで相手を蹴散らして闘うのになんで???弓って感じです。でもそこがめちゃくちゃカッコいいです。古典的武器を使いこなす姿を観ると、SF映画の中にでもふつふつと流れる武道の奥義を感じることが出来ます。矢はいつ補充してるのかって!そんなちっちゃいこと気にしない気にしない。今作はホーク・アイが、ある意味主役だったそんな仕上がりになってます。
※今日の画像はカッコいい裏表紙を載せました。