2015.Jun.19
小雨ちらつく中、銀座へと・・・。雨だからと思い満を持して出かけたのだが、映画館前は長蛇の列。ウッソ〜〜〜!劇場前で整理しているひとに訪ねると、「次の回は今からですとお立ち見となります。」と・・・。最近では珍しい出来事。さすがに立ち見は勘弁と諦めかけたのだが、ただ来て戻るのはしゃくなので手当たり次第映画館を回り面白そうな作品を探してみました。前もってリサーチしておけばよかったとただただ後悔。闇雲に回った映画館でギリギリセーフの作品を見つけ飛び込みました。こんなことは滅多にないことですが、取りあえず良かったです。
そして観た作品は“ハンガーゲーム(FINAL:レジスタンス)”。前から気にはなっていたシリーズは完結編との宣伝。全く観ていない作品でしたが、主人公カットニスを演じる女優さんジェニファー・ローレンスが気にかかり鑑賞。彼女は好きなシリーズのX-MENでミスティークを演じているのだが、24歳という若さですでにアカデミー賞主演女優賞に3度もノミネートされ、一度その栄冠を手にしています。ある監督に「メリル・ストリープの再来」とまで言われ名実共にいまやハリウッドのトップ・スター。彼女の凄いのはその演技力の幅。ドラマ性の強い作品から超娯楽作品まで、どんな役も見事にこなし存在感を残すところ。決して美人ではないと思いますが、その演技力は折り紙つき。そんな彼女のシリーズ作品完結編となれば、観て損はないと汗と雨で濡れた身体で劇場に・・・。
完結編という触れ込みには、一杯食わされました。完結編ではありますが、その一。後編は11月くらいに公開とのこと。シリーズを一作も観ないですこし無謀ともいえますが、映画の初頭にダイジェストで説明が入りなんとご親切にと感謝。でも、時間をみつけシリーズを観なければと思いました。最近シリーズものが多くなったと“メイズ・ランナー”のときにちょっと言いました。理由はいろいろでしょうが、大抵は2匹目のドジョウと大方のひとは思っています。ですので2作目以降はほとんど失敗に終わるケースが多いのは確か。これは興行成績のことではありません。シリーズもので成功作と言えば、“スター・ウォーズ”くらいかな?あとは“ハリー・ポッター”??。異論はあると思いますが・・・。長いとどうしてもほころびが出てくるのは否めません。“エイリアン”や“プレデター”なども好きですし頑張ってますが、最後は結局融合させグチャグチャでした。それぞれキャラにファンがいて、どっちが強いか見てみたいという欲望を捕らえた制作会社の罠にかかってしまった感じです。ただ、見る人は承知のひとたち(わたしも)。それもありの映画ファンだと思います。
さて、話がいつもながら脱線してしまいました。戻します。“ハンガーゲーム(FINAL:レジスタンス)”の前編。思っていたよりは、真面目な内容で割と地味。創造していたよりは現実味があり、近未来の戦争とは電波媒体を利用した情報の戦いという表現になっていて興味を引かれました。ひとのこころをどう動かすかがカギになる、洗脳合戦と言ったところでしょう。そこはいまも未来も変わることがないのだと痛感しました。まだ未完なのでコメントはあまりありません。ただ、戦争はひとのこころを壊すのだけは確かなことのようです。11月にまた、会いましょう。