2015.May.15
200本目の記念すべき映画に選んだ作品は、ディズニーの実写版“シンデレラ”。なぜ、このファンタジーを選んだと言えば・・・。実は、私がはじめて外国映画を観たのがアニメの“シンデレラ”で、映画にはまってしまったその原点とも言う物語だったからです。まさかあの不屈の名作が実写化され戻ってくるとは、だれが想像したでしょうか?当時観たときの記憶は鮮明に残り、美しい絵とその表現力に世界には本当に凄いひとがいるんだと、以来ディズニー信者になってしまいました。
アニメの世界もどんどんと進化を重ね、いまやCG技術なくして製作は不可能とさえ言われている。だた、はじめて観た“シンデレラ”はすべて手書き作業のアナログ表現。どれだけの時間とひとの手がそこに使われたのかと想像しても検討がつかない。その上で、あの繊細で美しいファンタジーを創り上げたのだからそれはそれは凄いことです。いま観ても、ぜんぜん色あせない表現力にはむしろ新しささえ感じてしまう。嘘と思うなら、アニメの“シンデレラ”をぜひ観てください。アニメの世界はCGが主流になって来ましたが、ジブリのようにアナログに拘った作品づくりは永遠になくならないで欲しいと願うばかりです。
さて、前置きが長くなりました、実写版の感想です。本家本元が挑んだ実写版ですから、半端なもんは出ないと確信していましたが納得の美しさに感動です。話もシンプルで、解りやすいこの物語。アニメのイメージをどこまで追い求めることが出来るのかが焦点。大満足の映像美と、豪華絢爛な衣装や舞台セットにすっかり酔ってしまいました。女子はこんな映画きっと大好きでしょう。とくに衣装が素晴らしく、シンデレラが舞踏会に着て出かけたブルーのドレスは言葉を失う美しさです。変身シーンは“アナと雪の女王”の時、エルサが氷の城を作り上げるシーンに匹敵する感動です。アニメと実写の違いはあれど、巧みなCG技術あればこその演出効果はさすがディズニー。主人公エラ(シンデレラ)を演じたリリー・ジェームスはピュアなシンデレラにぴったりなキャスティングで、とても可愛かったです。しかし何と言っても凄かったのは、ママ母役のケイト・ブランシェット。やっぱりアカデミー賞はだてではありませんでした。本当に憎たらしいほど凄いです。彼女でなければ、この映画は成立しないかも知れません。ただただ拍手。まだまだ出てくると言う実写版のディズニーアニメ作品。ますます楽しみです。
P.S. シンデレラが着ていたブルーのドレスが美しいのは、先ほど言いましたが着ていたリリー・ジェームスのウェストにもビックリです。女子は憧れるだろうな〜〜っ。