2015.Apr.17
はじめて観た“ワイルド・スピード”シリーズ最新作に大興奮!!これぞまさに娯楽の王道。初っぱなから派手なビートの音楽にのりカッコいい車が画面狭しと走る走る!!!!いきなり引き込まれるこの乗りは、車好きじゃない人も釘付け状態。3D I-MAXでの上映はこの映画のためにあると言っても過言でない。際どいアクションシーンに何度も身を乗り出してしまいます。様々なジャンルの映画の中、これほど娯楽性に富んだエンタティメントな作品はそうそうない気がします。今回はカーアクションはもちろん、プラス壮絶な格闘シーンが満載。プロレスまがいのド派手なアクションが小気味いい。そこまでやったら生きてないだろうという大技(スープレックス)なんか出ちゃって、もうビックリ。このひとたちはもう人間じゃありません。真剣に見入ると体力が必要ですので、軽く準備運動してからお出かけ下さい。
シリーズを一度も観たことのない私ですが、この作品だけでも充分楽しめました。というか残りも全部観たくなってしまいます。適役に“トランス・フォーマー”のジェイソン・ステイサムを起用し、どっちが主役だか解らないくらいのアクションてんこ盛り。もうひとりゲスト的ではありますが、あのトニー・ジャー(マッハ)が参戦。その超人的身体能力を見せつけます。歴代のカンフーアクション(アジア)と言えば、ブルース・リーやジャッキー・チェン、そしてジェット・リー(リー・リンチェイ)といずれ劣らぬ強者揃い。しかしリーは伝説になり、さすがにジャッキーもリーもむかしのようにはもう無理。しかたありませんと思っていたら、出て来たのがジャー。彼はカンフーではなく、ムエタイがベースの格闘術を駆使するアクション俳優。世の中にはいるもんですね、すごいセンスの人が・・・。最後は笑える負け方ですが、格闘シーンは一流です。またちょっと熱く語ちゃいました。格闘技の話になると、我を忘れる悪い癖が出てしまいます。
もとに話をもどしてと・・・。世界に7台しかないとか言う車が出て来て、空を飛び最後は鉄の固まりになるあれって本物?一台いったい幾らでしょうか?庶民の下世話な思いをだれか教えてください。本物であれば、太っ腹な贅沢映画です。次から次へと展開する物語は休む間もなく進み、「エッ!ウソッ〜〜〜〜ッ」の連続。だが、ほろっとさせるシーンもありで胸がキュン。泣いているのはわたしだけ???かも。主人公のひとりブライアンを演じたイケメン俳優のポール・ウォーカーが撮影中、プライベートで事故にあい他界。世界中のファンを悲しませたのは、記憶に新しい。映画の中のスーパーマンもやはり人間、もう会えないのは残念ですがきっとファンは忘れないでしょう。エンドロールの最後に“ポールに捧ぐ”の言葉がこころに響きます。合掌。
P.S. ベレラン俳優のカート・ラッセルが脇を固めています。渋いです。むかしの俳優さんが出てくると嬉しくなるのは、年を取った証拠でしょうか?
Shoji UEKUSA