2015.Mar.24
息子の誕生日祝いのリクエストに応え、“ナイト・ミュージアム”(エジプト王の秘密)シリーズ最終話を観に・・・。前日TVでシリーズ第1作目を放送していて、それを観てのリクエスト。ちょうど春休みに入り息子との時間を楽しむことに。シリーズを映画館で観るのははじめて。あまり興味をそそられなかった作品だが、主演のベン・スティラーをはじめ、ロビン・ウイリアムズなど名優ぞろい。今作ではベン・キングスレーまで出ているので驚きである。映画ならではのファンタジーの作品は、主の他こころをキュンとさせる演出で泣かせてくれる。年のせいで、ちょっとしたことでもすぐ感動し泣いてしまう。今作では友情がテーマになっているが、ラスト近くのデクスター(お猿さん)の芝居の上手さにやられてしまいました。日本のジロー(猿回しのお猿)も脱帽の演技でした。ミュージアムに展示された個性豊かなキャラたちが、夜な夜な暴れまわる奇想天外な話はいよいよラスト。俳優さんたちもなんか楽しんでそれぞれの役を演じているようにみえる。CGを使った演出効果も躍動感があり、この手の作品では絶対不可欠。今回はアーサー王伝説のランスロット(円卓の騎士)が登場し、またまたハチャメチャな展開となる。実在した歴史上人物や架空の人物、そして恐竜の骨や美術品の彫刻などが動き、ひとつの物語を作るなどまさに映画の醍醐味。笑いあり、アクションあり、そして涙ありの超娯楽作品になっています。シリーズ2も観たくなりました。これしか観ないのに言うのも何ですが、きっとこの作品がシリーズBestかも?!ズ〜ッと観てこられた方、ぜひご意見を聞かせてください。あっ、そうそうランスロットが石盤を持ちロンドンの街に飛び出し、舞台の看板「キャメロット」をみつけアーサー王に詰め寄るシーンは滑稽だがユーモア満載。そのアーサー王を演じていたのが誰あろうヒュー・ジャックマン。実名で登場させ、ウルヴァリンのポーズをチラ見させなかなか粋な計らいで観客を楽しませてくれました。こうしてみるとなんと贅沢な映画でしょうか。それに、最後はちゃんと
「本当の幸せとは・・・。」なんて考えさせてくれる。楽しかったです。
P.S. 最後のエンド・ロールに「The magic never ends」の言葉感動です。最近亡くなったテディ・ルーズベルト役のロビン・ウィリアムとちょい役ですが、前夜警備員のひとりガス役のミッキー・ルーニーに贈られたもの。ロビンの死は世界中の人が悲しみ、哀悼の言葉が贈られたばかり。本当に残念でなりません。「ガープの世界」ではじめて知り「レナードの朝」「いまを生きる」「ミセス・ダウト」など記憶に残る作品ばかり。「グッド・ウィル・ハンティング」も良かったですがわたしは「インソムニア」の彼の印象がとても強く残っています。ミッキー・ルーニーは4歳でデビューした名子役出身の伝説の名優さん。往年の名女優エバ・ガードナーさんの元夫で、「ティファニーで朝食を」などでも名脇役として活躍した人物。夜警備員にもうひとりディク・バン・ダイクが出ているのには驚きました。こちらはまだ健在。彼はディズニー映画“メリー・ポピンズ”でその名を馳せたひと。こちらも世界的名優のひとりである。私が映画を好きになったきっかけ的映画“チキ・チキ・バンバン(1968年)”の主役はいまでもわたしの中で、生きづいています。これからもどうぞお元気で・・・。
Shoji UEKUSA