2015.Jan.13
“シン・シティ”を観に・・・。フランク・ミラー原作のグラフィック・ノベル“シン・シティ”を独自の手法で映像化した作品。この映画は10年程前に公開された作品の続編である。もちろんわたしはその作品も観ております。正直内容はほとんど覚えておらず、映像表現がただただ眼に焼き付いていてます。モノクロの斬新な全体トーンの中に、部分的に彩色を加えインパクトのある画像表現し思いっきり楽しんで創っている感が思い出されます。今回もそのトーンはそのままだが、さらにバージョンアップした表現はクールでカッコイイ!!映像を学んでいる若者にはたまらない作品かも・・・。監督はもちろんミラー自身だが、共同で前作もいっしょのロバート・ロドリゲスが参加している。ミラー監督は原作ノベルの劇画タッチを極力表現したかったようです。そのためにもロドリゲス監督は絶対に必要不可欠だったよう。この映画は2人じゃないとダメみたいです。余談ですが前作では特別参加として、クエンティン・タランティーノ監督も一部のシーンを担当しています。
まず前作を観た理由から。もちろん、拘りの映像を確かめたかった訳ですが本当の理由はもうひとつ・・・。キャスティング中、ナンシー役で出ていたジェシカ・アルバの大ファンだったからに他ならない。彼女のファンになったきっかけは、2000年から2年間TVで放送された“ダーク・エンジェル”。当時このSFドラマシリーズをビデオで観て、すっかりはまってしまったわたし。物語が面白い上に、彼女の美しさに魅了されました。この作品で彼女は名を知られ、スターの仲間入りを果たしました。約1,200人のオーディションの中から選ばれたそうです。またこの作品の製作総指揮を、ジェームズ・キャメロン監督がしていたのも話題でした。当時“タイタニック”で賞を総なめにしたそのひとが、手がけたものと言ったら誰だってそりゃ観ますよね。期待に違わず面白いSFドラマでした。という訳で“シン・シティ”鑑賞の理由はただただミーハー的なファンの行動です。
映画鑑賞の作品選びとか拘りはありません。ただひたすらに映画が好きということで、無作為にむさぼるがごとく観まくります。でその都度、観たいものを観るわたしです。どんな映画にも観る価値があり、発見があります。それを楽しみいい映画に出会うと本当に幸せな気持になれ、活力が湧いてきます。
2作目となる今回の“シン・シティ”復習の女神ですが、場面の一枚一枚がお洒落で切り取ってポスターにしたいシーンが沢山ありました。とくに奇麗だったのは、月を背にしたエヴァ・グリーンの裸体シルエットシーン。コントラストを効かせた何ともいえない美しさ。それからオーバーな感じですが、キャラの特殊メークも見応え充分。きっとこれもグラフィック・ノベル再現の拘りでしょう。豪華な俳優陣の中に、おまけで言うならシークレット的に、レディー・ガガが出ていてビックリ!!彼女の好きそうなテイストの作品ですよね・・・。
最後にジェシカ・アルバはやっぱり奇麗でセクシー。それだけでもう充分満足ですが、あともう少し出演場面を増やしてくれたら嬉しかったです。2007年のFHM誌で「世界一セクシーな女性」に選ばれ、毎年のようにメディアではセックス・シンボルとして取り上げられているそうです。2人の子持ちには全然見えません。現代のモンローってところでしょうか?でも当人はそう言われるのを嫌っているそうです。不名誉な記録ですが「ゴールデン・ラズベリー賞」の常連の彼女。ファンとしては複雑ですが、もう少し作品に恵まれてもいいですね。応援しております。
Shoji UEKUSA