2015.Jan.03
2015年、はじめて観る映画は・・・。“あと1センチの恋”。劇場内はカップルで溢れ、おじさんはちょっと恥ずかしかったです。昨年末、TVで「年末一押しの映画ランキング」がやっていてそこで紹介されたのがこの作品。どうにも切ない恋のお話と紹介されたが、その点実にうまいタイトルではないだろうか?内容は良くある話だが、その分身近に感じる人は多いはず。なぜこの映画を2015年最初に選んだのかは、他に観たいものがなかったのと(ほとんど公開中の作品は観た)、若かった頃のドキドキ感みたいなそんなものがまだあるのかを確かめてみたくなったため。変なオヤジです。ドキドキはしませんでしたが、じれったくはなりました。でも、微妙な距離感が良く出ていて気がつくと映画の中に入り込んでいました。「友だち以上恋人未満」ってか・・・。自分でも解らない距離ってありますよね。そんな二人をテンポよく描いた映画でした。まとめると
『本当に大切なひとは、すぐ側にいる』というこいとです。12年間の思いを2時間で描き、ラストはいかに・・・。すれ違いばかりが交差し、なんでこうなるのとヤキモキしっ放し。ただその部分をあっさり描いているところは、変に重たくなくむしろフレッシュ。実際はそう簡単ではありませんが・・・。きっと自分に重ね合わせた人も多いはず。ちなみにわたしは好きになったら絶対に面と向かい言うタイプ。(別に聞いてませんよねハッハッ)強気なこと言ってますが、痛い目にあい20歳で開眼しました。(これも関係ありませんね・・・)スミマセン馬鹿なオヤジで・・・。
主演の二人がとても素敵でした。ロージー役のリリー・コリンズは、最近売れている若手女優でミュージシャン、フィル・コリンズの娘だそうです。やっぱなにかDNAがちがうという感じです。古典的美人という雰囲気のとても可愛い女優さん。デビューがサンドラ・ブロック主演の“しあわせの隠れ場所”で娘役で出ていたと調べたら書いてありました。わたし観て感動した映画ですが、ゴメンナサイあまり印象がありません。見直したらまだ少女という印象が強く、今回みたいに女性として目に入らなかったようです。それにあの映画はサンドラ・ブロックの独壇場でしたから・・・。恋人アレックス役のサム・クラフリンも清々しい青年を演じ、好印象です。懐かしいミュージックナンバーが時折流れ、主人公たちのこころの動きにリンクした演出はとても良かったです。ギルバート・サリバンのAlone Againは実に懐かしかったです。
新年早々、好き勝手なこと言ってる映画オタクのへんなおじさんですが、今年も頑張っていっぱい映画を観ます。よろしくお願い致します。
P.S. この作品を観た後、なにか懐かしい感じが残りず〜っと考えていたら、昔観た映画を思い出しました。いまから37年も前になる、“我が心のジェニファー”がそれ。細かいことはあまり覚えていませんが、すれ違う恋人どうしがラストで・・・。って話で、この時も音楽が印象に残りサントラを買ったのを思い出しました。主演はTV“チャーリーズ・エンジェル”でティファニーを演じていたシェリー・ハック。大ファンでした。Shoji UEKUSA