2014. Jun. 30
素顔で出ているジョニー・デップを見て参りました。好きな俳優のひとりですが、パイレーツ・オブ・カリビアンを筆頭にいつも奇抜なメイクでの出演が多い彼。ひさしぶりの生ジョニーです。作品は「トランセンデンス」。近未来の話だが、何だか本当になりそうでちょっと怖い。物語はコンピュータの人工知能が急激に発達し、人類を支配しようとする話。1968年に公開されたSF映画の金字塔「2001年宇宙の旅」でもここまで具体的な表現ではなかったが、宇宙船内のコンピュータHAL(通称ハル)が人格を持ち人間を襲う。今観ても、壮大なスケールで描かれたその出来映えは他の追随を許さない投稿素顔で出ているジョニー・デップを見て参りました。好きな俳優のひとりですが、パイレーツ・オブ・カリビアンを筆頭にいつも奇抜なメイクでの出演が多い彼。ひさしぶりの生ジョニーです。作品は「トランセンデンス」。近未来の話だが、何だか本当になりそうでちょっと怖い。物語はコンピュータの人工知能が急激に発達し、人類を支配しようとする話。1968年に公開されたSF映画の金字塔「2001年宇宙の旅」でもここまで具体的な表現ではなかったが、宇宙船内のコンピュータHAL(通称ハル)が人格を持ち人間を襲う。今観ても、壮大なスケールで描かれたその出来映えは他の追随を許さないキューブリック監督の代表作である。今回の作品「トランセンデンス」は、やや人間味のある身近な存在に感じる話。それだけにリアルで現実味を帯びる。人間の脳がコンピュータにコピーされると・・・。あってはならないことだが、あっても不思議ではない。人間が欲の赴くまま、科学を追い続ければこんな結果が帰ってくるという戒めかも知れない。主演のジョニーだが、派手なメイクはないが途中からはモニターの中での存在になる。彼は自身を見せる仕事をあえて避けているのではと疑ってしまいます。この映画の見所と言えば、やはりCGで描かれたバーチャルな立体表現。細かいディテールの表現にこだわり美しい。ここは創造力を掻立て楽しませてくれる。人間の思い上がりが招く、コンピューターの暴走と反撃だが人のこころが宿った人工知能の出す結論はいかに・・・。劇場に足を運び確かめてみてください。
P.S. 「2001年宇宙の旅」のHALは、当時の史上最高レベルの9000型コンピュータ。開発したのはIBMある。映画通の人はみな知っている話だが、HALの名前はIBMの頭文字のひとつ前の文字を組み合わせたもの。キュウーブリック監督の遊び心(ユーモア)である。あれだけ凄い映画を創っていてこの余裕です。流石!。
Shoji UEKUSA