

2014. Jun. 23
ようやくブログにたどり着きました。映画は観ていたのですが、ブログアップまでには時間がなく今日になりました。
さて、作品ですが300の続編「帝国の進撃」を鑑賞。150回を飾る記念すべき映画です。前作は観ておりませんが、とくに問題なく鑑賞出来ました。最近の映画はシリーズものでも一話完結形が多く、見る側にとっては嬉しい次第。脚本・製作は前作「300」で独自の映像表現を駆使し観客の度肝を抜いたザック・スナイダー。今回は監督をノーム・ムーロに譲り、ひと味違った新しい世界観を作り上げようとしたようです。もちろん前作の独創性や臨場感はそのまま引き継がれているようですが・・・。
それにしても高校の頃観た、「ベン・ハー」や「スパルタカス」を思い浮かべると今の映像技術はどうだろう?40年以上の時がたち、その進歩はとどまることを知らない・・・。だが比べるのは変な話だが、「ベン・ハー」のコロシアムでの馬車を使った戦闘シーンの迫力やリアリティは、現代の作品にぜんぜん負けていません。むしろ実写でしか表現出来ない、真実の迫力と命がけのアクションシーンは今見ても感動もの。こんな話があります。映画が創られるようになり、いままでで一番時間とお金がかかった映画は?と言えば誰もが知る「風と共に去りぬ」。制作費からはじまり、制作日数、キャスト、舞台装置、衣装、エキストラの数などなど、すべてが制作記録上1位で、現在では映像化は不可能とさえ言われています。???
すみません何か久しぶりに書きはじめたら、自分でも訳の分からない方向に話が行ってしまいました。ようは技術の発展と映画のレベルアップは比例していないということ。むかしのように身体をはったアクションはいまは少なくなりました。どんなに筋肉粒々の身体を躍動させ、アクションシーンを演出して見せてもなんか物足りないのです。緊張感が伝わってこないというか、これって何なんでしょう?時代が変わったというだけのことなのでしょうか?表現の拘りが変わったのでしょうか?「帝国の進撃」今更ですが、面白かったです。ただ自分の中に残るかは解りません。ザック・スナイダー監督の世界観も大好きです。ビジュアルへの拘りはしっかり伝わるし、まるで絵画でも観ているような構図や演出には引かれます。CGを使った表現で良い所は、残酷なシーン(血しぶきが飛ぶ)でも目を覆う必要が無いこと。むしろ美しくさえ見えるような演出が多くなりました。結論は出ませんが、むかしの表現といまの表現はひとつにはならないようです。合わさったら、どんな凄いことになるのか・・・。観たいと思うのはわたしだけ???
P.S. 適役のアルテミシアを演じたエバ・グリーンの存在感はピカ一でした。ちょっと強面の個性派。好き嫌いのはっきりするタイプですが、なかなかの美人です。ダーク・シャドウの魔女役も凄かったけど、今回も体当たりの演技に拍手です。
UEKUSA Shoji