2014. Apr. 01
ベン・スティラー監督・製作・主演の3つをこなした、作品“LIFE!”を鑑賞。予告編を観て、何かひかれるものを感じてのこと。申し訳ないことだが、彼の作品ははじめてである。調べれば“ナイト・ミュウージアム”、古くはメリーに首ったけ”、はたまたアニメ映画“マダカスカル”の主人公アレックス(ライオン)の声優もやっていたと・・・。
はじめてとさきほど言いましたが、“マダカスカル”は観ておりました。ただ彼のことは存じません。
今回の映画、妄想癖のある地味で平凡な男が、会社の存亡危機に巻き込まれリストラ対象になるのだが、それを機に夢を追いかけ最後の仕事を成し遂げるというお話。ファンタスティックなフューマンドラマに一発でKOされました。見終わると何か清々しい気持ちになり、実直にいきることの素晴らしさをあらためて知ることになります。久しぶりに、理屈抜きで好きな映画に出会った感じです。ラストシーンでは、思わず涙してしまいました。この人(ベン・スティラー)の才能に、なにか得体の知れない魅力を感じています。内容は是非観て、その目で確かめてください。物語は実話でもあるLIFE誌廃刊をベースに描かれ、懐かしいビジュアル(LIFEの表紙)や当時の音楽が鏤められわたしは胸がキュン。主人公の冒険シーンはまるで、LIFE誌の紙面そのもの。一枚一枚切り取り、額に入れたくなるように美しく感動的。見終わると、一生に一度くらい思いっきり自由に、冒険をしたいなとみんな思うのでは・・・。LIFEはアナログからデジタル時代への移行の流れに置いてけぼりになった雑誌ですが、いまでも大好きな歴史に残る作品であることは周知の事実。わたしもどれだけ感動を与えてもらったことか・・・。そんなところもこの映画に強くひかれた一因です。最後にLIFEのモットーをご紹介します。「世界を見よう。危機でも立ち向かおう。壁の裏側をのぞこう。もっと近づこう。お互いを知ろう。そして感じよう。それが人生の目的だから。」・・・。UEKUSA Shoji
P.S. お母さん役のシャーリー・マクレーンと伝説の写真家役のショーン・ペンはさすがの存在感でした。