2013.Aug.14
また、ちょっと間が空いてしまった。コンスタントに映画を鑑賞するのは、なかなか用意ではない。映画に携わる仕事でもしていたら別でしょうが・・・?今回はお盆の真っただ中。ビックリするほど映画館は混んでいて、ちょっと観るのを躊躇してしまいました。でも暑い中、出かけて来たので観ることに・・・。選んだのは「パシフィック・リム」。TVで監督がたどたどしい日本語で宣伝しているヤツです。芦田愛菜ちゃんと菊池凛子の二人もでているのと、何か理屈抜きで暑さを吹っ飛ばしてくれそうなので観ることに。映像技術の進歩には驚くことの多い近頃ですが、嘘と解っていてもビックリの迫力です。中途半端な大きさでないところは、実にいい。監督のギレルモ・デル・トロは日本が大好き。とりわけポップ・カルチャーに、幼い頃かなり没頭したオタクなアメリカ人だということが本当によく解りました。ここまで日本のことを好いてくれると嬉しい限りです。マンガ「鉄人28号」にはじまり、ウルトラQやウルトラセブン。そして東宝の怪獣映画ゴジラに夢中だったそうです。とくに本多猪四郎監督大好きだそうで,中でも「フランケンシュタイン対地底怪獣バラゴン」「フランケンシュタインの怪獣・サンダ対ガイラ」が凄く好きだと紹介されております。なんか実に嬉しい限りです。何故かっていうと、わたしと全く好みが一致しているからです。数ある映画やTV、そしてマンガの中で選んでいる作品が全くいっしょ。なんか運命的な繋がりさえ感じてしまいます。
映画は監督が思いっきりやりたいことを、やりたいように描いたそんな映画です。日本のポップ・カルチャーを知り尽くしている正真正銘のオタクと思います。怪獣(劇中でもカイジュウと呼んでいる)と戦う人型巨兵ロボット・イェガーも5機でますが、それぞれに国の個性がでていてユニーク。なによりも2人の操縦士が心をシンクロさせないと上手く動かせないというところなど・・・実に日本的。このロボット、ガンダムでもなく、ボトムズともちがう。もちろんエバでもない。オリジナルといえばそうなのだが、一番近いのは「太陽の牙ダグラム」かと・・・。2人操縦士はカオルとシンジのエバコンビを思わせます。まぁ、そんなことどうでもいことですが・・・。劇場の席が前の方でちょっと首が疲れました。観る方は後ろの方をお薦めします。もちろん3D・I-MAXです。宣伝ではありません。