2013.May.17
驚いたことに3か月ぶりの映画鑑賞である。2月に観た「ZERO DARK THRTY」以来とは・・・。言い訳になるが、事務所の引っ越しやらいろいろと事情があり今日に至ってしまいました。ブログ自体3か月ぶりの有様です。気を取り直し更新を開始いたします。
さて、今回鑑賞の映画は「アイアンマン3」。アベンジャーズから1年という設定で、新たな敵を向かえる。前にもコメントしたことだが、主人公のヒーローはおおよそヒーローらしからぬ人物。自己顕示欲が強くわがまま。だが、それがかえって普通の人間ぽく身近に感じる。アベンジャーズを入れ4作目の作品だが、作品の特撮はさらにスケールがアップしIMAX3Dで観ると大迫力。主人公も回を追うごとに人間としても成長するお話。なんかへんなヒーローだが憎めない。今作品では歴代のアイアンマンパワードスーツも最新“マーク42”ほかマークⅠ〜Ⅶまで登場の大サービスぶり。ファンにはたまらない。内容は他のヒーローものとさほど違いも無く驚きはないが、何と言っても主人公のカッコ悪さを織り込んだ演出の妙味がたまらない。スーツを纏う前のポージングは、“サタデーナイト・フィーバー”を思わせ、踊りながらとカッコ良い。だが見事失敗。子どものように無邪気に、スーツ開発に没頭し、傷だらけになりながらそれを試しているトニースタークが可愛いのだ。だいたいの男連中は多かれ少なかれこんな部分を持っているものである。女性には理解不能だろうが、だからこそ女性に観てほしい作品である。男ってバカだなァ〜って思ってくれてもいいです。ぜひ、ご覧あれ。
ついでにこの作品に出演している俳優たちだが、主人公のロバート・ダウニーJr(2度アカデミー主演男優賞候補)をはじめ、グウィネス・パルトロウ(“恋におちたシェイクスピア”でアカデミー主演女優賞獲得)やゲストのベン・キングズレー(“ガンジー”でアカデミー主演男優賞獲得)とハリウッドきっての名優たちが揃っている。娯楽作品にしては豪華。作品づくりが、いかに本気モードか解る。今回でシリーズ最後みたいになっているが、きっとまたやってくれると信じて疑わない。
久しぶりなので長く語ってしまいました、すみません。