2013.Jan.29
今年2本目に選んだ作品は「ルーパー」。予告編を見てから楽しみにしていた“タイムトラベル”を題材にした、SFアクション映画。近未来が舞台で、今と未来の人物がそれぞれに自分の信じるもののため戦うというお話。主演はクリストファー・ライアン監督作品でお馴染みのジョセフ・ゴードン=レヴィット。ハリウッドでいま最も注目されている若手俳優のひとり。この作品でしっかり存在感を印象づけてくれました。そして真っ向勝負の相手はお馴染み、いまやハリウッドの顔とも言えるアクションスター、ブルース・ウイリスそのひと。未来と過去の同じ人物をそれぞれ演じているのだが、ず〜っと見ていると確かに2人は似ている。と言うか見えてくらから不思議である。解説では似せるためのメークにかなりの時間がかけられたとか・・・。テーマへのこだわりが伺える。タイムトラベルをテーマにした映画はけっこう多い。男はこういう話が大好物。創造力が掻立てられ、ワクワク興奮させられる。この映画、自分なりに“こんな展開になるのかな”などとイメージして鑑賞に望んだが、見事に裏切られた。予測不可能な内容は最後まで眼を釘付けにする。途中、ブルース・ウイリスがダイ・ハードばりにマシンガンをぶっ放すシーンは、ちょっとファンサービス過剰かも・・・。すっかりアクション俳優のイメージ色がついた彼だが、わたしは「シックス・センス」の時のブルースが好きである。キーパーソンの役を演じているエミリー・ブラントも魅力ある演技で脇を固めている。サラという役名はちょっと“ターミネーター“を意識したのかと感じさせる役柄。こちらのサラも深い愛で大切なものを最後まで守っている。さあ、みなさんはどう観ましたか?