2012.Oct.26
久々の展覧会見学。まんが大好きの小生が、現代の作家で1・2番に好きな荒木飛呂彦氏の原画展である。この展覧会開催前から大変な話題で、チケット販売と同時にほぼ土日は完売。そんな中なんとか予約を取り付け、ウィークデーの水曜に足を運んだ。なんで!と思うくらい会場前はヒト、ヒト、ヒト。ジョジョ人気が凄いと言うことを再認識。かなりオタクの集まりと感じたが、そういう自分もそのひとりなのか???展覧会は作者の故郷仙台を終え、東京へとやって来た。ジョジョのファンのみならず、まんが好きのひとたちにはたまらない企画展。作者の画力を目の当たりにすると、思わず言葉を失って見入ってしまう。構成力、色彩感覚、ファッション感覚などどれをとっても超一流。原画はすべて直筆のアナログ。素晴らしいの一語につきる。それにしても何と言うパワーだろう。オタクの間では当たり前のジョジョ立ちポーズも、再確認のカッコ良さ。多少のデッサンのくるいなど、全く気にならない飛呂彦ワールド全快の世界。50歳を過ぎなお変化している感じが見て取れる。ここまでくるとマンガという枠では捉えることすら難しい。いろいろな飛呂彦特集の本がいま多く出版されているが、読めば氏の拘りや探究心の深さ知ることができますます好きになる。才能はもちろん努力を惜しまぬ姿勢、それと何より描くことが大好きだと言うことが良〜く解る企画展でした。羨ましい限りである。これからもわたしたちを多いに楽しませてほしいと、こころから願う自分である。