
2012.Mar.01
先日観た映画の前に宣伝していたこの映画。シリーズものだったとは見終わってから知ったわたし。この作品は4作目と言うことだがが、3作目はどうやら繋がっていないらしく、1・2作目とこの映画が続いている設定になっているとのこと。いずれにしろはじめて観る作品なので、まったく予備知識なく鑑賞。印象は「バイオ・ハザード」のヴァンパイア版といったところで、SF+アクション+ホラー映画の三色重。黒のラバースーツ(最近多いスタイル)を身にまとった主人公セリーン。バッタッバッタと敵(ライカン〔狼族〕&人間)を倒すアクロバティックな動き、CGを融合させてのスローモーション映像はひたすらカッコいい!ただ、ちょっと血しぶきやグロな表現が多く、正直子どもには観せられません。主人公を演じるケイト・ベッキンセールは、黒髪が印象的でスタイルも抜群。そして透き通るようなブルーの瞳が、とても美しくお似合い。闇を裂く孤高の処刑人を完璧に演じている。まさにクールビューティ。現在公開中の「トワイライト・サーガ」をはじめ、むかしの吸血鬼ホラー映画とはぜんぜん異なる世界観がここにある。
近年もっとも評価の高かったコッポラ監督の「ドラキュラ」は1993年度のアカデミー賞をいくつか手にした。そのうちのひとつ衣装デザイン賞を、先日亡くなった石岡瑛子さんが受賞した。すばらしいデザインで映画の品格をより高めたのは言うまでもない。この映画はひと味もふた味も違う良質の作品なので、お薦めです。
話が脇にそれてしまったので戻します。この映画も近年多い、シリーズものでいつ終わるのかがまったく読めない。今回も物語の鍵を握る少女が出て来て、結局は終わり方がつづく・・・という感じ?!思えばむかしのドラキュラ映画は、ほんとうにシンプルで解りやすかった。コウモリなどに化身し、そっと美女に近づき首をひと咬み。そして最後はお決まりの十字架をかかげられ、太陽の光を浴び砂と化す。または、棺の中で心臓に杭を打たれ絶命など。「ドラキュラ」と言えば、やっぱりクリストファー・リーですよね。いま思い出してもあの白い顔と牙、充分怖いです。
アンダーワールド(覚醒)、取りあえずかっこ良かったので○。
おまけの話だが、今回出て来た新キャラの少女イヴ。変身姿は怖いですが彼女、なんと、かのオリビア・ハッセー(ジュリエット役)の娘だそうです。布施明とは繋がっていません、残念?!