
2011.Oct.31
小2の息子が振替休日で、見たいとせがまれ「三銃士」を観に・・・。吹き替えでなかったので、日本の映画にしようと言ったら“大丈夫、絵だけでいいから”とひとこと。本人が良いと言うので、ポップコーンと飲み物を買いいざ館内へ。
これが意外に(失礼)面白い。最先端CG駆使の映画には違いないが、小気味のいいテンポで話が進み飽きさせない。ダルタニアンを演じたローガン・ラーマンも若さにあふれフレッシュだし、三銃士も個性豊かで魅力的だ。どこまで作り込んだのかは不明だが、時代を象徴する建造物や美術品など目を見張るものがいっぱい。モダンな衣装は豪華絢爛でとくに目を魅かれる。西洋騎士道のお話は、日本の武士道に通じ、とても解りやすく楽しい。「ひとりはみんなのために。みんなはひとりのために。」物語の終盤ダ・ヴィンチの考案した飛行船を出し、17世紀の空中バトルは息を呑む演出。大人が観ても充分、それ以上楽しめる作品になっている。この映画「バイオ・ハザード」のスタッフが手がけたものだが、アクションとCGの絡みは秀逸。お決まりのシリーズ化という終わり方だが、また観たくなる仕上がりになっています。悪者キャラでミラ・ジョヴォヴィッチが出ているが、存在感はやはりピカ1。喰えない美しき悪女は、主人公たちを完全に喰っているのはしかたないですね。また、ダルタニアンが一目惚れした女性を演じたガブリエラ・ワイルドが、本当に美しかったことを付け加えておきましょう。親子でも、恋人同士でもお薦めの一本です。