2011.Sep13
約一月ぶりの映画鑑賞。先月は不幸が続き、気分がもやもや。映画を観る気分になれず、今日まで・・・。ようやく気を取り直し、気合いを入れようと映画館へ。とは言っても、文芸作品などとうてい無理なのでまだ見ていなかった「トランスフォーマー」最新作へチャレンジ。1・2作とも見ていないので、楽しめるかやや不安である。
監督は「アルマゲドン」で日本人のこころを掴んだ、マイケル・ベイ。この監督、コマーシャル出身とは知っていたが、観客が喜ぶツボを心底心得ていらっしゃる。まさに、娯楽の伝道師のような人だ。有無も言わさず、観客のこころを画面にグイグイ引き込んで行く。愉快!・痛快!!・壮快!!!のひとこと。前作を見てなくても全く問題なく、100%楽しむことが出来ました。前2作は知りませんが、今回アポロ11号の月面着陸の歴史的偉業を背景に絡めたり、チェルノブイリの原発後を出すあたり、結構緻密な計算でした。途中、故ケネディ大統領の映像を流したりと、米ソ・宇宙開発にからめ謎めいた部分が何か不思議にリアリティを生んでいます。それにしても、CG技術の見事さには舌を巻きました。もちろん劇場は、IMAX3・GD方式。これは「トランスフォーマー」のために、出来た技術と思えるほどまさにピッタリ。イヤ〜!、トタンスフォームする“オプティマス”はじめ、オートボットの戦士たちが本当にかっこ良く、途中から人間に見えてきました。内容は単純だが、「七人の侍」のように、ある意味“武士道”を感じてしまいました。主人公サムと愛車カマロから変身する、“バンブルビー”の強い友情も嘘(創作)と解っていても何か妙に胸にくる。
脇を固めていた、ジョン・マルコヴィッチにはちょっと驚いたが、やっぱりただ者ではない存在感。あとヒロインのロージー・ハンティントン=ホワイトリーが、うまいかどうかは置いといて、とても印象に残りました。どことなくと言うか、キャメロン・ディアス似でセクシー。イギリスではトップモデルだそうです。キャメロンに負けず劣らず、フェロモン全快で体当たりの演技をしていました。早いうちにまた、画面で会いたいものです。
お陰でスッキリ、シャッキリ。今日からまた頑張ります。