2011.Jun.27
学校が代休だった小2の息子にせがまれ、3Dの「パイレーツ・オブ・カリビアン」を観た。この大人気シリーズを映画館で鑑賞するのははじめて。ジョニー・デップは大好きな俳優。ティム・バートン監督との作品は、息もピィッタリで「シザー・ハンズ」「チャーリーとチョコレート工場」「アリス・イン・ワンダーランド」などどれも夢と映像が美しくまとめられ、ファンタジー映画の傑作ぞろい。「シザー・ハンズ」はとくにわたしのお気に入り。また1993年作品「ギルバート・グレイプ」は名作で、ジョニーのほかジュリエット・ルイス、レオナルド・デカプリオといまや名優と位置づけられる若き日の俳優でいっぱい。みな素晴らしく繊細な演技で、涙を誘われる。間違いなく映画史上に残る作品である。
さて、「パイレーツ・オブ・カリビアン(生命の泉)」鑑賞のひとこと。面白い!!前3作品もTVなどでは観ているが、この映画が一番かも!?とにかく飽きさせない演出の連続で、美術、衣装、特殊メーク、舞台装置など、どれも一級品。下世話だがお金かかってる〜って感じです。もちろん映像技術は観る度にアップし、多いに楽しませてくれる映画だ。主人公の海賊“ジャック・スパロウ”は、食えない男で何を考えているかまったく読めない。そこがどうしようもないくらい、魅力的に描かれていて男心をくすぐる。天真爛漫でロマンティストで、子どものように無邪気。男が一番あこがれる、自由奔放な生き方をしている奴。同類ではタイプは違うが“インディ・ジョーンズ”でしょう。今回の内容の印象は、そのインディとかぶっている感じだが許しましょう。物語の中、大切な役割として人魚が出てくる。みな美しいとしか形容できないくらいまぶしく、そして怖い。はじめに出てくる人魚タマラは、ほんとに息を呑む。演じたジェマ・ウォードは、ヴォーグ誌などで活躍するトップモデルと聞けば納得。“生命の泉”の鍵を握る人魚シレーナも、ピュアで違う意味また美しい。演じたアストリッド・ベルジェ=フリスベはアメリカ映画初の出演で、フランス、スペインと語学に堪能のバイリンガルと聞く。フランスやスペインの映画ではすでにデビューしているらしい。今後が楽しみな女優さんである。また今回はペネロペ・クルスがジョニーのお相手だったが、真っ向勝負の強い女を見事みせてくれ、あらためて美しさを確認。一児のおかあさんとは思えません出した。