
2011.Jun.24
梅雨明け前なのに、30度を超える日が・・・。節電が呼びかけられ覚悟を決め夏を待つ私たち。それにしても今からこの暑さでは・・・!?
映画館も工夫をし節電に取り組んでいる中、SF映画「スカイライン」を鑑賞。何の情報も入れずに観に来た。今年の夏はSF映画がぞくぞくとやってくる。マイティ・ソー、ハリポタ完結編、トランス・フォーマー、などなど。あの名作「猿の惑星」の新作も控えているとのこと。夏はやっぱりスカッと娯楽性の高い作品が良いですね。いま、スピルバーグのスーパー8が公開されているが、楽しみにしている自分。来週あたり観ようかと思っている。
さて、「スカイライン(征服)」の話をしよう。製作スタッフは「アバター」を創ったVFXチーム。映像技術はもちろん非の打ち所は見つからない。Xメンの時にもチョコっと触れたが、問題はテーマと内容の深さ。パンフの解説に冷徹なリアリティをもって描く“新世紀の映画黙示録”と謳っている。確かにリアル且つ残酷に映画はまとめられ、次から次と恐怖心をあおられ気がつくと終わっている。これもまたつづく・・・といった感じの終焉である。次回作でもっと掘り下げるのだろと、期待はするがちょと大味なつくりな気がした。宇宙には地球と同じような星が沢山あり、地球いやそれ以上の文明を持った異星人がいることだろう。それらが愛すべき友なのか、それとも地球破滅の敵なのか。この映画は後者で、突然なんの前触れなく現れ殺戮をはじめる。ただひたすら・・・。市民はただただ逃げ惑い、時に微力な力で立ち向かう。人間は地球上では強者でも、宇宙規模で観ると弱者であることが思い知らされる。「ET」や「未知との遭遇」のような何ともいえぬ心の安らぎはここには存在しない。ある意味、こちらのほうが現実味があると言えばあるのかも・・・。異星人の目的やら文明やらはきっと次回に種明かしだろうと思う。意味ありげな演出で最後のシーンは終わっていた。異星人はひたすら気味悪く、宇宙船も鉛色でいかにも敵という感じのグロテスクな形体。好みの問題なのでSF好きの方はご鑑賞を。それにしても、「アバター」は良かった!!