
2011.Apr.25
待ってましたで、映画館に足を運んだ。原作とは違った映画の終りを見たくて公開をズ〜っと楽しみにしていた。前作は思いのほか楽しく見させてもらい、戦う星人たちのウィットにとんだネーミングとは裏腹な迫力に身をのりだし画面を見入ってしまった。主人公の二宮・松山の2人以外のキャラも存在感があり、それぞれの戦う意味がさりげなく表現されていた。ひと言で言えば「愛」。死という一線を越えGANTZに入ってしまった登場人物たちが、戦いの中でそれを知りそのためだけに命をかける。シンプルなテーマをエンタテーメントに描いた娯楽作品となっている。娯楽作品というとなんか聞こえは悪いが、発想は面白い上、映像や衣装、美術などクォリティの高いとても良い作品に仕上がっている。公開前日、前作では描かれなかった主人公以外のキャラに焦点を当てた、裏エピソードを特番でやっていた。これがなかなか面白く、前作を見ていない人も見たくなるような作り込みをしていた。なかなかの戦略である。結末は言えないが、わたしがきっとこうなるのではと予想したものになっていた。裏切られるようなバージョンも観てみたいが、これはこれでひとまずまとめたという感じかも・・・。ただいくらでも、シリーズ化の可能性を残しての終わり方なので、ぜひ次回作をと個人的には願うばかりである。西丈一郎を演じた本郷奏多が前作同様、どこまでも冷たいイヤな役をやっていたが存在感はピカ一。二宮君も松ケンも、ひたむきに生きようとする姿がかっこ良かったです。お疲れさま・・・。