
2010.Nov.10
シリーズものの映画「トワイライト」の、いきなり3作目を鑑賞!なんの予備知識もなく、突然観に・・・。でそれが思っていたより、面白かったのと複雑な内容にちょっと驚いた。正直ヴァンバイヤ(吸血鬼)と言えば、恐怖映画にかるく恋愛をからめたシンプルなものを想像していた自分。映画の冒頭、ご丁寧に前2作の解説が入り、今回の物語へと道先案内をしてくれる。この作品は「ハリー・ポッター」のようにず~っと続くようだ・・・。後で知ったことだが、原作は本国アメリカでは「ハリー・ポッター」シリーズに次ぐ大ベストセラーで、10代の少女を中心に絶大な人気を誇っているらしい。
物語は人間と妖怪との禁断の愛が軸になり展開するのだが、妖怪ということもあり出ているキャラが“みなさん濃い”のひとこと。中身も結構複雑な上、人間、ヴァンパイヤの間にオオカミ族の青年がからんでの三角関係。何でもあり状態です。また主人公のヒロインが、何か謎めいた運命を背負っている予感を小出しで臭わす展開。よくこれだけ個性豊かな俳優を揃え、奇想天外な物語にしたものです。ヒロイン(まあ美人)が普通に見えても仕方がないのは、だって唯一の人間ですから。キャラ作りにもちろんメイキャップやCGを巧みには使っているが、俳優さんたちはなかなかユニーク。決してハンサムとは思えない主人公の青年ふたり(エドワード&ジェイコブ)は好感度が高いです。エドワード(ヴァンパイア)はひたすらクールだが古風。片やジェイコブ(オオカミ族)は熱血で純粋。勝手ですが、“個人的にはジェイコブ派”です、なんてどうでもいい話ですね。彼ら妖怪なのに、いまの若者たちがなくしてしまった、なんか温かいものを持っていて親近感が湧きます。ゴメンナサイ、いまの若者にもきっといますよね・・・ハハハッ。
感想をひとこと言えば、とどのつまりこの二人の若者(妖怪)を手玉にとっているヒロインが、本当はいちばんしたたかで手ごわいという結論。まさに妖怪と言うことです。カワイイ子に弱い、やっぱ男はバカだな~って、つくづく思い知らされる映画です。でもそれがまぎれもなく思春期の男なんです。男性諸君ガンバロー!!
そうそう主人公のバンパイヤ一家は、草食系ということでで人の血なんか吸わない設定です。あとオオカミ族も“狼男”とは違います、なんか今風でおかしいですよね。そういうとこ結構お茶目で好きです。これからの展開が気になるが次回作は来年ですかね・・・。それより前2作もちゃんと見なければ・・・。