
09.Sep.7

映画「BALLD」を鑑賞。予想を超えた出来映えにびっくり。監督さんゴメンナサイ。原作になったのは「映画クレヨンしんちゃん・嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」と聞いた。もちろん観ていないのでなんとも言えないが、噂では大人でさえ泣いてしまったと聞く。監督は「ALWAYS三丁目の夕日」シリーズで知られる山崎貴監督。「ALWAYS」ではどれだけ泣かされたか・・・。この監督、涙腺のツボを心得ている、ある意味達人。その監督がほれた原作というのは、観て実感した。
今回の作品、古き良き時代のキネマをみているようで、映画全体がとてもあったか〜い感じで創られていた。時代背景は違うが「ALWAYS」と同じ匂いがする。それにしても戦国ものは、それは撮影も大変にちがいないのだが、きっちり撮っていて、そのこだわりにはビックリ。奇想天外(ファンタジー)な話しなので、いくらでもごまかしもきくだろうが・・・。合戦のシーンなどお見事である。未来から少年がタイムスリップするところからはじまるので、もちろん少し(大分)ムチャな部分(演出)もあるが、そんなの全然気にならないほど、引き込まれてしまいました。お薦めです。
又兵衛役の草薙くん、頑張っていました。ほんとうに!!カッコよかったです。どちらかというと、いままで線の細いナィーブな役が多く、そういうイメージが定着していたので驚きました。簾姫役の新垣結衣も自然体で、気の強いお姫さまを演じ、なかなかでした。脇を、大沢たかおや吹越満、中村敦夫、香川京子などがかため、厚みをましていたのも見のがせません。斉藤由貴のお里さんもいい感じ。麻宮サキは遠っ〜ぃ人になってしまったのですね・・・。
最後に天正2年から現代に戻った、真一少年の家族が城跡で見つけた石碑に「ありがとう。廉」と記されているあたり、山崎監督の“これでもか涙腺攻撃”に撃沈だったわたしです。レッドクリフの主題歌を歌ったalanの曲も哀愁が漂い映画をいっそう盛り上げてくれました。家族での鑑賞をお薦めします。ぜひ劇場に足を運んでください。
P.S.「クレヨンしんちゃん」も観たくなりました。
もうひとこと。「六本木泥酔事件は、いったいなんだったんだろう?!」