09.Aug.13
夏休み本番、世間は一斉にお盆休みに突入である。11日に仕事の合間を抜け、「GIジョー」を鑑賞。子どもの頃、男の子の間で流行っていた兵士のフィギュア、それがGIジョー。沢山集めて戦争ごっこに夢中だった子も多い。それがどうだろう、全く予想外のGIジョーとしてスクリーンに現われた。これってわたしがただ単に時代遅れってことなのか???いろいろな憶いが交錯しながら、映画館に足を運ぶわたし。ここのところSFものばかり観ている自分だが、この映画意外と言ったら悪いが素直に面白かった。ハイパースーツなるものに身を包み、次から次へと派手なアクションを繰り広げる。登場人物たちも個性豊かで魅力的である。スターウォーズにも近いキャラ設定で息つく暇なく展開してゆく物語は、ぐいぐい観るものを画面に引きずり込む。映像はこの手に欠かさないCGてんこ盛りだが、この先映像表現はどこまでゆくのだろうとさえ思ってしまう。これでもかと徹底して使っているところが小気味いい。内容も映像表現だけに頼らず、きちっと登場人物たちにもスポットをあて、ストーリーに結び付けおさえている。敵味方のバランスを上手く分け、単純だが人間模様をまとめている。あまり説明的にならず、あっさりしたところがまたいいように思う。
登場するキャラの中で、味方のスネークアイズ(仮面で顔をかくした)と敵のイ・ビョンホン演ずるストームシャドーの殺陣シーンは見ごたえ充分。どっかで観たことがあるなァと思っていたら、なにあろう「スターウォーズ・エピソード1」、ダースモールとクワイ=ガン・ジンが繰り広げたライトセーバーのバトル。レベルの高い殺陣シーンはいまも記憶に新しい。また同じ感動を得られるとは思ってもいなかったわたし。それが何とストームシャドーを演じているのが、あのダースモールを演じたレイ・パークという人。前回は特種メークで素顔は見せず、今回は仮面でおおわれ同じく顔を見せないが、武道でつちかった本物の動きは嘘をつかないと確信した。なんかひとり熱く語ってしまいましたが、格闘技をやっている人にはきっと解るはず・・・。
映画の終わり方がシリーズ化を暗示させ、また楽しみがひとつふえた。ちょっと余談だが、スネーク・アイズ(味方)とストーム・シャドー(敵)の2人。コスチュームはもちろんだが、だれがどう観てもキャラが反対では・・・。そこがまた意外性で面白いのかも。イ・ビョンホンの無表情で人を殺すシーンは、なかなか決まっていました。二枚目は何をやってもカッコイイのだと、あらためて思い知らされた感じがする。羨ましい限りです。韓流ファンのオバチャマたちもきっと満足まちがいなし!のいちおし。