![]() ![]() 2026.5.14. 湊かなえ原作の劇場映画、“未来”を鑑賞。湊さんの原作本は今までもドラマや映画化され、その度に話題になる。彼女のミステリーを基盤にした小説はいつからか「イヤミスの女王」と称され、着実にファン層を広げた。イヤミスとは後味の悪いミステリーというらしく、その代表作がデビュー作の「告白」。衝撃的な復讐劇は確かに見終わった後の、なんとも言えないほろ苦い気分を味わう。救われない結末に、色んな意味で記憶に残ってしまう。松たか子主演で描かれた映画ですが、今も記憶に新しい。その後「母性」も映画化され、戸田恵梨香さんと永野芽郁さんのダブルキャストで・・・。こちらも確かに後味は良くない、だが心に残る不思議な感覚を覚えた。 わたしはそんなに頻繁に本を読むことはないが、人に勧められると砂をに向き合う性格。映画も同様に・・・。今作を選んだのは、やはり「告白」や「母性」のインパクトを引きずっての事。湊ワールドの開幕です。 さて、感想です。過去と現在が入り乱れる構成はよくあるパターンだが、はじめのうちは少し混乱する。登場人物たちがあまりに多く、的を絞れずに後半戦と向き合うこの作品。途中から誰が誰で、どこに辿り着くのだろうと頭の思考回路は全開になる。終わってみるとなるほどと着地するのだが、やっぱりイヤミスの感覚を味わう。なんか救われない結末はこころにポッカリと穴が開く。物語は世の中、こんなに悪い奴ばかり居てこの先どうなの???って感じです。もちろん誇張もあるのは承知しているが、最近ニュースで流れる殺人事件の記事を読むとあり得ないことでもない時代になってきていると実感している。湊かなえさんの読み応えのある作品は、イヤミスばかりではないと聞いたので、挑戦してみようと考えている、実は本棚に「夜行観覧車」が並んでいるのだがまだ、読んではいない。装丁の美しさに惹かれ、つい買ってしまったがタイミングが悪くもう10年くらい本棚に並んだまま。これを機に読もうと決心した。 “未来”という作品が何を意味して、「未来」とタイトルを決めたのかはわかりません。「未来」という言葉だけ拾うと希望とか光とか明るいイメージですが、この作品は真逆の意味で描かれています。そこはむしろ個人的には共感するのだが・・・。複雑に絡み合う人間関係を軸に描かれたこの作品の、」時間を超えた因果応報的な括り方に湊かなえさんの本領は発揮されています。ただ、元気がある時に鑑賞はおすすめします。現実の厳しさに打ちのめされるので・・・。 人は誰しも多かれ少なかれ隠している過去はあるもの。それをプラスにするかマイナスにするかは、己の生き方になるのだろうと実感しました。大袈裟な言い方ですが、「叩けばホコリの出る」わたしですので??? 主人公が誰だったのか?と混乱するキャステイングでしたが、特に佐伯章子役の山崎七海ちゃんのピュアな演技が印象に残りました。こころの叫びを体現していて、胸が苦しくなりました。これからの活躍が楽しみな女優さんです。後、母親・文乃役の北川景子さんもアイスドールのような無表情な演技なども印象に残り、前作「ナイトフラワー」から彼女の女優としての幅の広がりを注目しています。道先案内人的な役になる教師・篠宮を演じた黒島結菜さんも良かったですが、もう少し絞り込んだ人物設定にしていただけると混乱しなくて済む流れになった気もします。偉そうな意見ですが、あくまでも個人的なものなので気にしないでください。 湊かなえさんの作品は、いつ観ても印象に残るというか「マヤモヤ感」が半端ないものばかりです。さっき言いましたが。元気のない時は観ない方が良いかも・・・。さて、あなたは如何しますか? #
by eddy-web
| 2026-05-17 00:00
| よもやまCINEMA(映画の話)
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今回挑む装幀の「蜜のあわれ」は、室生犀星が1959年に刊行した幻想小説。金魚が姿を変えたコケティッシュな美少女と、老作家の秘めたる禁断の恋の行方をシュールなタッチでユーモラスに綴る。老作家の幻想と欲望、そして老いの虚しさが混ざる独特の空間が、愛憎劇のアンバランスさで表現されています。この作品は石井岳龍監督により2016年に、二階堂ふみ主演で映画化された。二階堂さんはハマり役ででしたが、原作のイメージとは若干違う感じも???この作品は、実現はしなかったが、鈴木清順監督が晩年映画化の構想していたと聞きました。勝手を言いますが清純監督なら・・・と思ってしまうわたしです。 デザインですが大人のファンタジー作品なので、もっとエロっぽさを出そうと思いましたがなんか絵本みたいになってしまいました。まだ修行が足りないようです。 #
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| 2026-05-12 00:00
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2026.5.07 20年ぶりに帰ってきた、“プラダを着た悪魔”のパート2がついに公開。早速観にやって来ました。先日、公開に合わせTVで前作が放映され、改めて華やかなファッションビジネス界の裏を知る面白さを存分に味わいました。それにしても驚かされるのは、主演の三女優の美しさがちっとも変わらないことにビックリ!!まさに驚くべき女優魂・・・。メリル・ストリープの年齢を考えるとこれは異次元のもので、アン・ハサウェイとエミリー・ブラントはアブラがのってますます磨きのかかった美しさを披露しています。恐るべし女優たち(^ ^;) さて、感想です。仕事にかける女性たちの強い意識をテーマに、社会の中で女性の地位向上をテーマにした作品は世の女性たちの大きな支持を受けた時代の象徴とも言える。もはや女性たちの力は当たり前のように認められ、社会の中では欠かせない存在の地位を確立している。あれから20年。ファンション業界も社会の変化と共に、大きな変化を求められるようになり、もはや男とか女とかより生き残りにどう対応していくかが求められる時代となった。物語は栄華を誇ったファッション誌「ランウェイ」も次第に陰りを見せはじめ、業界での生き残りをかける次の一手を考えなければならないという設定から物語は始まる。かつてジャーナリストを夢見て、働く事を目指した女性アンディがひょんなことから全く興味のないファッション業界に飛び込むところから始まる前作。業界きっての悪名高き、名物編集長ミランダ(メリル・ストリープ)の秘書として、プライドをズタズタにされながらもくらいつき、認められるまでに成長する過程が女性ファンの心を虜にした。自分の夢(ジャーナリスト)に再び目覚め、自分の道を歩み始めるラストシーン(スマホを池に投げ入れる)は、小気味の良い表現で強いインパクトを残した。そして今作はそれをさらにパワーアップして、女優陣やスタッフなどそのままの布陣で新たな時代の変化を捉えた意欲作として帰って来た。相変わらずの辛辣な言葉の飛び交うセリフの数々に、思わず吹き出しそうになる場面のてんこ盛り。これぞ、“プラダを着た悪魔”を象徴する、女優陣たちの会話劇の復活です。20年の時を経て、人間として一回りも二回りも大きくなったアンディのミランダとのバトルは、かわす皮肉のやり取りの裏側にある互いを認め合うリスペクトが読み取れ、前作とも違う深い味わいがある。そこにエミリー役のエミリー・ブラントが絡み、女の戦いはさらにヒートアップ。それにしても三者三様の魅力が浮かび上がり、どの女性も上昇志向が半端ない。現代の男たちは見習わないといけないかも知れない。魅力的な女性たちである。 ファッションが重要なアイテムとして使われていますが、相変わらずゴージャス。それをいとも簡単に着こなす、三人の女優さんたちに目が釘付けになる。豪華な演出は前作を上回り、贅沢の極みといったところ。ファッションには疎いわたしでも、思わずため息が漏れる。ゲスト出演でレディ・ガガが本人の役で出ていましたが、本人そのものの偽りない出演になっていてそこも面白かったです。もちろんパフォーマンスも輝いていました。個人的にはもう少し観たかったです。 業界の裏側も前回同様に皮肉をこめ表現されていましたが、こんな世界で生きていくのはどれだけ大変だろうと改めて思いました。皆さんはこんな生活にどんな思いを寄せますか? P.S. アイコンに使われている、赤いピンヒールが相変わらずのインパクトでかっこいいシンボルになり、デザインの旨さを感じます。 #
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| 2026-05-09 00:00
| よもやまCINEMA(映画の話)
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漫画家で映画監督である石井隆のネオ・ノワール作品“ヌードな夜”が今回のテーマ。フィルム・ノワールの雰囲気(不穏、宿命的)を継承したこの作品が挑戦するデザイン。決して結ばれず、地獄に向かって堕ちゆく名美と村木の物語が美しい。過剰なネオンや夜の街、土砂降りの雨がバブルが弾けた後の空虚な東京を物語る。 暗い海の底に引き摺り込まれるような、石井隆の美学に惚れ惚れとするような映画。この匂い立つような感覚が表現できればと写真に加工を加え、創ってみました。いかがでしょう? ※ネオ・ノワールとは古典的なノワールの様式美を現代に引き継ぐ、ダークでスタイリッシュな作品群を指す言葉として広く使われています。 #
by eddy-web
| 2026-05-07 00:00
| 青之無也(モノ創り)
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♨️銭湯探訪90・第三玉の湯(新宿区白銀町1) 2026.5.04. GWに入り久しぶりにK平を誘い、銭湯巡礼に・・・。今回は以前行った高円寺にある銭湯「小杉湯」に行くのが目的のひとつ。有名な銭湯で地元に根付いた老舗のお風呂屋さんは、古き良き時代の風情を残しつつも若者向けに様々な工夫を凝らし人気を集めている。原宿にも店舗を創り、何かと話題おおきお風呂屋さんです。なぜ再びここを選んだのかと言うと、前に来店したときグッズ販売コーナーで見たオリジナルキャップを購入したいとやって来たもの。GW中のスケジュールを確認したら、午後1時半までとの事で早々と高円寺にやって来た。相変わらずの賑わいはGWだからではなく、いつもの事。純情商店街を抜け、目的地「小杉湯」にすんなりと到着。混雑を見込んでいたが、意外に空いていてゆっくりお風呂を楽しめた私たち。ところが目的にしていた帽子がすでに完売していて、気分はグッタリ。やっぱりものを買う時は、気持ちに素直になりすぐ行動しないと後悔することになると改めて学習した。気分は最悪だったがK平と昼食をとり、気分を取り直し銭湯の梯子を提案。すんなりと提案に乗ってきたK平と次にやって来たのは神楽坂。以前から一度着てみたかった銭湯「第三玉の湯」。この旅を始めた頃、一度この近辺の「熱海湯」を訪れたことがある。確か7年ほど前になるかと思う。かごら坂と言えばその昔(江戸時代)岡場所が集まり、その後花街として栄え芸者さんが闊歩していたところ。近年はバーやクラブ、高級レストランなどが増え裏道は人気観光スポットになっている。ちょっと路地裏に入ると石畳が美しい風情ある街並みが並び、一瞬タイムスリップした感覚さへ覚える。 ![]() そんな街並みを抜け大久保通り沿いにあるのが、目的地“第三玉の湯”。3時からの営業だが、すでに地元の常連さんが待っていてとりあえず玄関前の自販機で飲み物を買い休憩。待つこと30分、気がつくと数十人のお客が列を作り開門を待っている。のんびりとしたこの雰囲気はたまらない。ようやく玄関が開きお客さんが怒涛の若く中へと流れ込む。わたしたちもその勢いに押され、フロントでチケットを買い脱衣所へと足を踏み入れた。良い雰囲気である。玄関前はちょっと寂れた雰囲気だったのでちょっと心配だったが、中はとても清潔感にあふれ良い感じ。サウナもありゆっくり楽しめそうなお風呂屋さん。開店と同時の来館なのでお客もまだ少なめで、しめしめといったところ。早速サウナに入り身体の中の毒素を、汗とともに絞り出す。いつものルーティーンで15分ほど汗を流し、隣接の水風呂にザブンと浸かる。「あ~~っ、極楽極楽!!」って感じ。この瞬間がたまりません。大きなペンキ絵はなかったが、額に収めたような小さな富士山が上品にお客を見下ろしていました。炭酸泉やジャグジーなど湯船は小さいが、人とりの設備が整い、水風呂の横に外への出入り口があり、外気が心地よい露天風呂がある、熱った身体を覚ますには最高のスペース。そうこうしている間に、時間は経ち2軒目の“第三玉の湯”を後にした。帰りは神楽坂通りの坂道を飯田橋に向かい、のんびり歩き駅に隣接されたお店でアイスを買いベンチでお休み。ちょっと風邪気味だったが、なんとか無事今日のミッションを終了。90軒目の銭湯巡礼旅を無事終了し、次回の旅を約束し帰路についた。「夏が近づいているせいか、6時近いのに外はまだ明るい」さて、今度は何処に行くのやら・・・。 #
by eddy-web
| 2026-05-06 00:00
| Love ゆ Tokyo(銭湯探訪)
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