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67歳の誕生日を迎えて思うことは・・・。
67歳の誕生日を迎えて思うことは・・・。_e0120614_17345309.jpg久しぶりの投稿です。私ごとですが今日、67回目の誕生日を迎えました。だからといって特別な日と言う感じもさすがになくなり、悔しいがドキドキ・ワクワクした昔が懐かしい・・・。
突然ですがつい先日事務所の移転をしました。なんでコロナ禍の中わざわざ引越?なんて思うのは当然。8年間あいだお世話になったのだが、ビルの老朽化が進み取り壊しと言う話が突然降って湧いたきた。事務所とは名ばかりで実は私の隠れ家。レトロな感じが実に良い感じでとても気にいっていました。そんな訳で慌ただしくバタバタと引越先を探し、何とか無事移転となった。今度の所は少し狭くはなったが、これまたレトロ感溢れる築50年近いアパート。ここがこれからわたしのオアシスになると思うと、妙にワクワクしている。一人暮らしをはじめた20歳の頃を思い出される。新しいスタートと言った所だが、自分の思うがままにこの部屋をいじくって行こうと、妙に高揚感が沸き上がっています。自由気ままに生きて来た自分はまた歳を重ね生まれた日を迎え、ますます自由人としてまた一歩を歩み始めました。もうだれも止められません。
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※今日の写真は、日比谷シャンテ前のゴジラ像。彼は昭和29年生まれの同級生です。
# by eddy-web | 2021-03-05 00:00 | ひとこと・ひとごと・ひとりごと(つぶやき | Comments(0)
わたしの大好きな映画(BESTチョイス)其の十六/“アポカリプト”
わたしの大好きな映画(BESTチョイス)其の十六/“アポカリプト”_e0120614_16092462.jpgわたしの大好きな映画(BESTチョイス)其の十六/“アポカリプト”_e0120614_11000801.jpg今回紹介する映画はマヤ文明をモチーフにしたもので、2つの部族間でおきる戦いで捕虜になった若者が生贄になりそうになり、そこから生き残りを掛ける逃走劇として描かれた作品です。メル・ギブソンが監督した作品で、その表現があまりにも過激かつリアル暴力的なためR-15指定となっています。確かに目を覆いたくなる場面の連続で、女性や子どもにはお勧め出来ない。だがマヤ文明の神秘な世界がベースとなり、多いに男心がくすぐられる作品ではある。肝心のマヤ文明はあまり突っ込んで描かれていないので、そこを期待して観るといささか物足りないひともいるかと思います。とは言えリアルな逃走シーンの連続で息もつけない。そう言う意味では歴史アクション映画とでもいえる作品。アカデミー賞など多くの賞にノミネートされたが、評論家からは賛否が大きく分かれた。私は舞台への興味から鑑賞したが、そのスピード感溢れる映像の流れとリアルな演出にかなりのインパクトを受けしっかりとこころに残るものとなりました。「マッド・マックス」で華々しくデビューを飾り、スターダムを駆け上がり、その後監督・脚本・プロデューサーと柿に渡り活躍するアメリカを代表する人物となっています。“ブレイブ・ハート”でアカデミー監督賞を授賞し、名実ともにその実力を認められることとなった。数多くの歴史スペクタルを監督していて、あまり知られていない役者を起用したり、歴史上使われた言語や衣装、時代考察に徹底的に拘り製作することで知られている。評論家の間では、その拘りは単なる個人的イデオロギーを表現しているものとも言われているらしい。今日紹介した“アポカリプト”や、キリストの最後を12時間を描た“パッション”など常に話題が尽きない。いずれにしろその表現はいつも強烈なインパクトが残り、脳の中を駆け巡ってしまう毒の効果がある。まるで評論家に挑戦でもしているような、そんな気さえしてしまいます。私はまさにこの毒に侵されてしまったひとりかも知れません。はじめに言いましたが、女性や子どもにはあまり見せたくない作品ですので、よくよく考えてご覧下さい。
P.S. 昨日TVで“ハクソー・リッジがやっていて再度鑑賞しましたが、映像表現への拘りは一貫していると感じました。近々“リーサル・ウェポン5"が公開予定だった洋ですが、コロナの影響で遅れてしまっているようです。そう言えば新型コロナウィルスに感染して入院したとの報道がニュースに流れていましたが、無事退院したようです。

# by eddy-web | 2021-02-21 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
よもやまシネマ534 “すばらしき世界”
よもやまシネマ534 “すばらしき世界”_e0120614_16092462.jpgよもやまシネマ534 “すばらしき世界”_e0120614_16484090.jpg




2021.2.16

先週久しぶりに映画を堪能したわたし。お陰でしばらくは精神バランスを保つことができました。そんな中見たい作品が公開され、立て続けはと躊躇もしたが我慢出来ず映画館へと足を運んでしまった。作品は“素晴らしき世界”。意図した訳ではないが、2週続けてのヤクザがベースの映画である。テーマはいっしょでも切り口は全く異なり、社会派とでもいうようなかなり現実味の濃い作品となっている。監督・脚本は西川美和さんで、たまたまTVに出ていたの観この作品のことを知りました。今注目を浴びる女流監督のひとりで、以前“長い言い訳”という作品を拝見しファンになりました。女性ならでは視点はきめ細やかな演出に繋がり、しっかりとこころにメッセージを残してくれる。そんな彼女の作品に主演が役所広司氏となれば、間違いないと思いいても立ってもいられず劇場へ。
感想ですが、思ったとおり素晴らしい作品でいろいろと考えさせられ「すばらしき人生」というタイトルの意図を自分なりに考えてみました。「身分帳」佐々木隆三作という小説が元になった作品だとTVで語っており、長い時間をかけ熟成したとの話。もともと時間をたっぷりかけ取材や構成を重ねる職人はだの監督さんらしく、映画を観るとなるほどと頷くきめの細やかな演出が沢山ちりばめられ奥行きのある作品に仕上がっています。先週観た“ヤクザと家族”はエンタメの強さが強く出ていましたが、ある意味真逆の視点で道を一度外れてしまった人間(ヤクザ)の人生の厳しい現実に寄り添い描かれています。“ヤクザと家族”でその世界にかかわる人たちの厳しい現実はある程度知ることは出来たが、今作はさらにその周りへの影響などさりげなく描かれ現実味あふれる作品となっていました。反社会というレッテルの中で生きることの難しさを追求しただけに留まらない、社会の中で生きる多くのマイノリティの人々にもスポットをあてた作品として創り上げられている。人はひとりでは生きては行けないことを実感させられる。
主人公三上政夫演じた役所広司さんは、言うこと無しの演技力で時に怒りを爆発させ怖ささえ覚え、そしてその裏側にある孤独感を見事に見せています。この方は間違いなく日本を代表する俳優さんと呼ばれる人で異論はないはずである。物語が進みラストが近づくとこころの中の「正義」が、いつ爆発してしまうのか気が気でなくハラハラドキドキのしっぱなしでした。そのあたりの演出が絶品で、ひとのこころの中にある無意識の差別に現実の重さを思い知らされる。ひとはいつから「人を思うこころ」を失ってしまった乃でしょうか?福祉という世界の中で生きるひとの中にも、偏見や差別があるということ織り込まれ考えさせられる。悪いひとなどいないのだろうが、きっと知らず知らず人は人を傷つけている。そんな日常を振り返る、ひとを思いやるこころを失わないようにしたいと心底思いました。出来るだろうか???いままでどれだけひとを傷つけて来たのかと思えば後悔ばかりが胸にわく人生です。『すばらしき世界』で生きられたなあァ~~と、終われる人生でありたと願うばかりのわたし。まずは良い作品に出会えたと、こころから感謝です。
P.S. ラスト近くの展開をみているうちに、何故か相模原障害者施設殺傷事件を思い出してしまいました。独りよがりな考えと善悪の判断基準は表裏一体なものなのか?と思え背筋が寒くなる思いでした。ほんとうの優しさって・・・。一度しっかりと考えてみなければなりません。
※ライター津乃田柳太郎役の仲野太賀さんが、とても印象に残りこころに刻まれました。今後の活躍を期待しています。
# by eddy-web | 2021-02-17 16:49 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
わたしの中の大好きな映画(BESTチョイス)其の十五/“セブン”
わたしの中の大好きな映画(BESTチョイス)其の十五/“セブン”_e0120614_16092462.jpgわたしの中の大好きな映画(BESTチョイス)其の十五/“セブン”_e0120614_17434972.jpg



今日紹介する作品は“セブン”。1995年公開の作品は、ブラピとモーガン・フリーマンが共演したサイコサスペンス。そのラストの衝撃は、観る者すべてを驚愕させるもので今もなお記憶に残る作品です。キリスト教の「七つの大罪」をモチーフにした連続猟奇殺人事件と、それを追う血気盛んな新人刑事と退職間近のベテラン刑事にスポットをあて物語は展開する。この作品のファンはきっと多いはず・・・。映像表現が独特で内容に特化したセンスの良さと、ノイズを活用した音響効果により、シリアスで奥深いダークな世界感を創り上げています。特に映像は銀残しという特殊な現像方法を使い、コントラストの強い表現になり雰囲気のある画像に仕上がっています。
“リバーランズ・スルー・イット”で高い評価を得たブラピがそのあとに出演した作品ですが、本人曰く、この映画で自身の演技の幅が広がったと語っています。確かに観ればなるほどと言える演技で、モーガン・フリーマンを相手にインパクトのある存在感を示しています。殺人現場のリアルな表現があまりに不気味で目を覆いたくなる作品でしたが、最後まで息のつけない物語となっています。ところが思わぬ展開がおこり、ラスト近くで犯人が自首してくる。観客はえっ!まさかこんな終わりはないだろうと、思った瞬間の大どんでん返し。この衝撃は映画史に残るラストでは無いでしょうか?見終わった後の何とも言えない不快感はしばらく続き、そう言う意味でもこころに刻まれる一品です。
個人的な感想ですが、同じ1991年放映のTVドラマ「沙粧紗子 最後の事件」などその後創られた日本の刑事ドラマには結構影響を与えた作品ではないでしょうか?ラストの表現はとても重要な映画のポイント。それによって忘れることの出来ないものになるということを、証明したような作品では無いでしょうか・・・。
P.S. “エイリアン3”でデビューを飾ったデヴィッド・フィンチャー監督の第2作目となったこの作品は興行的にも評価も高く大成功を収め監督のさらなる飛躍の第一歩となりました。あとで知ったのですが“エイリアン3”では多くのトラブルに見舞われた上、失敗作の烙印が押され監督はしばらく映画制作から遠のき「映画を撮るくらいなら大腸ガンで死んだ方がまし」と言っていたそうです。そんな経験を経てフィンチャー監督は、完全主義者と呼ばれるようになり、時に俳優さんに100回以上のリテイクを出す拘りの人になったそうです。
シリーズもの中では“エイリアン”はみなそれぞれに面白いエンタメだとわたしは思っています。プレデターと絡み始めてからは、正直チョット・・・て感じにはなりましたが。
# by eddy-web | 2021-02-15 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
よもやまシネマ533 “ヤクザと家族”
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2021.2.2.

2回目の緊急事態宣言がだされ、息を潜めて暮らす毎日。出歩くことすら罪悪感を感じ、周りの目を気にして生きる息苦しさ・・・。映画など観て良いのかと考えもするのですが、メンタルを保つのに絶対に必要なわたしの趣味は、精神安定剤のひとつ。混雑状況を確認し、1ヶ月ぶりに劇場へと足を運びました。
選んだ作品は“ヤクザと家族”。監督は昨年“新聞記者”で日本アカデミー賞をはじめ、多くの映画賞を手にした藤井道人監督が脚本とあわせ制作した話題作。前作では報道携わる人間社会の不条理を浮き彫りにし、観る側にひとつの問題提議を浮かび上がらせてみせた藤井監督。今回の作品もその流れは継承され、すでに過去のものとなりつつあるヤクザの世界にスポットをあて、見事に「人権」というテーマを背負い表現してみせています。
昭和時代に日本男児に、義理人情の世界を表現し楽しませくれた任侠映画。高倉健や菅原文太といった俳優を輩出し、高い人気を誇ってきたドル箱の映画分野。時代と共にその表現は変化をとげ、娯楽という視点はやがてリアルに以降。深作欣二監督が世に送りだした “仁義なき戦い”はノンフィクション映画として、70年代代表するエンタメの象徴になりました。時代の波は浮いては沈みを繰り返し、いまもなお人気のテーマとして生き残っています。近年では北野武監督の“アウトレイジ”シリーズが人気を誇り、鬼気迫るバイオレンスドラマは「全員悪人!!」と言い切り、その派手な演出は観客の度肝を抜くものとなり北野監督の名を不動のものにしました。
さて、今作“ヤクザと家族”、はヤクザという特殊な世界を背景にはしていますが、過去のヤクザ映画とは一線をかく作品となっています。もちろん裏社会の舞台はしっかりと押さえリアルな世界感でまとめ上げられてはいます。ただ藤井監督は任侠の世界を表現するのでは無く、時代の流れに抗うことすら許されない少数の人間たちの生きざまと苦悩を浮かび上がらせ、格差を生み出す現代を象徴する形に創り上げています。コロナ禍のいま、ヤクザでなくとも生きづらい世の中を、ある意味格差社会の現代がかかえる危機感を訴えています。
ヤクザを肯定する気はさらさらありませんが、人として生きる道を絶ってしまうほど人間は偉い存在なのでしょうか?今作は一歩道を踏み外すと、ひとは生きて行けないことを思い知らされる、哀しい末路を描き出し考えさせられます。主人公山本を演じた綾野剛は期待通りの演技で、繊細な役どころを見事に表現しています。対する主人公と契りの杯をかわした親分(芝崎)を演じた館ひろしは、物静かな出で立ちの中キラリと光る研ぎ澄まされた眼光を時折みせ迫力満点。その使い分けが半端なくゾクっとさせ、懐の深い男の生きざまを表現し渋さ全開です。脇を固めた俳優さんたちも、それぞれの個性を遺憾なく発揮し、重厚感あふれる作品を創り上げてくれました。先ほどもちょこっと触れましたが、ヤクザを擁護する考えはありません。むしろ社会に及ぼす害を思えば、無いこしたことのない存在かとも・・・。それでもそれを単純に消してしまう世の中が正しいとも思えないのは、この作品に込められた社会が抱えるマイノリティの権利が、裏側にしっかりとメッセージして表現されているからでは無いでしょうか?かなり重たい作品なので、ストレスの発散は出来るどころかむしろ抱えてしまうような作品です。でも良い作品ではないでしょうか。
余談ですが、ヤクザより恐ろしい現代の凶器がネット社会だということがしっかりと盛り込まれ、背筋が寒くなります。
P.S. ヤクザという社会は一括して「反社」と扱われ、過去の存在となりその姿を観ることはほとんど無くなりました。昔(昭和)はそれ風のひとが街にあふれ、肩で風をきって闊歩していたのを覚えています。風呂屋にいけば必ずと言って良いほど、背中に見事な入れ墨をしたオジサンがワンサカといました。こどもの頃どんな人かも解らず、ずっと後ろからその背中の絵を観て感動してた自分がいます。この作品の中で、暴対法の強化によりヤクザは携帯も持てず、その子どもは幼稚園にも入れないということを知りました。ヤクザを止めても人間扱い(口座、保険、家)されるのに5年はかかると言われる現代。ささやかな幸せさえ掴むことを許されない現実を知ると“ヤクザと家族”という、タイトルの本当の意味がじわっと沁みてきます。ラストシーンの山本をしたってていた翼(磯村勇斗)と、山本の娘・彩とのシーンでは思わず涙してしまいました。何もかも失ってしまった山本の最後の台詞「ごめんなぁ~っっ」は、胸に刺さります。
久しぶりの投稿で興奮して長文になり(^.^)ご(-.-)め(__)ん(-。-)ね(^.^) 許してください。


# by eddy-web | 2021-02-03 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
わたしの中の大好きな映画(BESTチョイス)其の十四/“THE WRESTLER レスラー”
わたしの中の大好きな映画(BESTチョイス)其の十四/“THE  WRESTLER レスラー”_e0120614_17175399.jpg
わたしの中の大好きな映画(BESTチョイス)其の十四/“THE  WRESTLER レスラー”_e0120614_17191653.jpg久しぶりに「わたしの中の大好きな映画」の記事をアップします。コロナ禍の緊急事態宣言のため、しばらくおとなしくしようと考えての復活。
さて紹介する作品は、2010.3に『よもやまシネマー48』で紹介した“レスラー”。いろいろと好きな所はあるのですが、内容もさることながらミッキー・ロークの復活がまず一番の理由です。彼はこの作品でアカデミー賞にノミネートされ授賞こそ逃したが高い評価を得、ゴールデン・グローブ賞を見事に手にしました。“ナインハーフ”で世界中の女性のこころを掴んだイケメン俳優の彼だが、それ以降銀幕で観る事が徐々に減っていったように感じていたわたし。どちらかといえば、むしろスキャンダルで世の中を賑わしていた感がある。
そんな彼の間違いなく最高の作品ではないでしょうか?歳を重ねハンサム観は無くなったが、渋さが増し何とも言えない良い顔つきになっていました。ファンの方はスクリーンに映し出された姿にきっとビックリしたに違いありません。はっきり言ってまるで別人。きっといろいろ重ねた人生があったのだと察します。でも重ねたものは裏切らず見事に開花し、素晴らしい作品となりました。引退間近の老レスラーの男の生き様が見事に描かれ感動します。女性から観ると「男ッて本当に馬鹿!」って、思っちゃう映画ですが、これが男なのです。騙されたと思って観てください。輝かしい世界ほど、影の部分が多きいという事が繊細に紡がれております。
# by eddy-web | 2021-01-20 17:19 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
よもやまシネマ532 “燃ゆる女の肖像”
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2021.1.6.

2021年スタートし早6日。昨年はコロナ禍の中、自粛生活が続き鑑賞した作品は40本。ここ数年の中ではかなりの落ち込みではあるが、コロナ禍の中こんなに観れたことにただただ感謝である。今年最初に選んだ作品は“燃ゆる女の肖像”。カンヌなどさまざまな映画祭で絶賛の嵐と紹介されている話題作。年明けからコロナの感染者が爆発的に拡がりをみせ、緊急事態宣言が今週中にもでるというニュースが流れている。しばらく外出も出来ないと考え、意を決して日比谷に出かけました。最後ではないのですが、名作となるであろう作品に出会え出かけた甲斐がありました。言葉にできないくらい何ともいえない感動の余韻に酔いしれています。
作品は評判通りと言うかそれ以上の感動を残し、しばらくは主人公二人の交差する感情の紐解きをし、その愛の形に近づきたいと思っています。感想は語れないほどすべてが美しいとしか言えません。監督はデビュ-作「水の中のつぼみ」という作品でいきなりセザール賞新人監督作品賞にノミネートし本国フランスでは早くからその才能を高く評価されたセリーヌ・シアマ。4作目となる今作では「映画史を塗り替える傑作」と最大級の称賛を各メディアから浴びています。女性ならでは視線と世界感はいままでに出会った名作のそれとも違い、唯一無二の表現と言えるのでは無いでしょうか?いままでに感じたことのない何とも言えない高揚感が、わたしの身もこころも完全に包みこんでしまいしばらくは抜け出せそうに無い。すべてが美しいとは、きめ細やかな演出、映像、カメラワーク、衣装、音楽、脚本、キャスティングそれらすべてが見事に調和し美術館の中に足を踏み入れた感覚これがわたしの感想です。とくに印象に残ったのは、音の表現。キャンバスを走るチョークや筆の音、波や焚き火といった自然音、息遣いや肌の触れ合う音など・・・。説明不要の出来映えにことばはいりません。ぜひ、多くのひとに観ていただきたい作品とだけ言いたいと思います。
18世紀の男性優先時代に生きた女たちの心の叫びが、1枚の肖像画に集約され短い物語をこれほどまでに美しく想像した監督、スタッフ、キャストすべての関係者の才能に大拍手です。映画は総合芸術とよく言われますが、“燃ゆる女の肖像”は間違いなくこれにあたる作品。出来ることなら独り占めにして、自分だけの宝箱に閉まってしまいたい。何度でも観てみたい作品に久しぶりに出会い、本当に満足しています。五感が刺激され、メチャクチャ絵を描きたくなりました。切なくも儚く深い愛を、描く側と描かれる側の視線を通して描いた作品は美術館の中を巡るような作品です。観たらぜひ感想を聞かせてください。
P.S. 主人公のひとり女流画家マリアンヌを演じたノエル・メルランの強い眼力は凛として吸い込まれてしまいそうな美しさ。そしてモデルとなる貴族令嬢エロイーズを演じたアデル・エネルもまた美しい瞳に、儚く輝き哀愁を漂わせる。二人のキャスティングがこの作品には絶対条件であることは間違いない。衣装や音楽その他すべてが二人のために用意されたもののように思える作品とも言えるでしょう。物語を創り上げたセリーヌ・シアマ監督のセンスは、何もかも超一流で作品がたまらないほど愛おしくなる映画です。いまはラストシーン(涙と微笑)を反芻し、自分なりに紐解く時間をゆっくりと楽しもうと思っています。


# by eddy-web | 2021-01-07 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
2021年の幕開け。幸せ多き年であり万寿ように・・・。
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2021.1.1.

新年あけましておめでとうございます。コロナ禍の中こころからおめでとうと言える、スタートとは行きませんが・・・。下ばかり観ていても何も変わらない今、人と人との繋がりを大切にし感謝の心を忘れずしっかりと前を向いて歩んで行こうと思います。長い冬もいつかきっと終わり、温かい春が訪れることを信じいっしょに頑張っていきましょう。本年もよろしくお願い申し上げます。
# by eddy-web | 2021-01-01 13:15 | ごあいさつ | Comments(0)
よもやまシネマ531 “ニューヨーク 親切なロシア料理店”
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2020.12.24.

今年を締めくくる映画鑑賞に選んだ作品は、“ニューヨーク 親切なロシア料理店”。年の瀬に銀座まで来たのですが、例年の賑わいはなくやはりコロナ禍の影響をちょっぴり感じました。解ってはいましたがやはり銀座は華やかでないと、銀座とは言えません。
さて映画ですが、自粛生活で渇いたこころにやさしい潤いを与えてくれ大満足の鑑賞になりました。某TVで作品の紹介をしていたのを、たまたま観てこれは観なくてはと・・・。
1年を締めくくるには最高の作品となり、見終わった後も余韻にひたり「人との繋がりの大切さ」をしみじみと感じるわたしでした。ニューヨークと言えば夢の街(アメリカンドリーム)を連想するが、今作は光あるところに影もあることを繊細に紡いで見せてくれました。大都会の片隅で生きるさまざまな人生が浮かび上がる物語は、時代の波に乗り遅れてしまった老舗ロシア料理店を舞台に回り始める。ネグレクトから逃れるようにニューヨークにやって来た親子を中心に、人生の再生時間が動き出す。母子はもちろんだが、関わる人々がみなそれぞれに悩みや苦難をかかえもがき生きている街。何処にでもあるような日常の中に潜む、人ごととは思えない話が浮かび上がる。ただ一生懸命に生きているだけなのに、それがこんなにも難しいのかと歯痒さを覚えてしまう。きっと観た人はみな、登場人物のひとりひとりに自身を重ね合わせて観るに違いない。さまざまな登場人物たちの中に、きっと自分に近いひとがいて、知らない間にスクリーンの中へと足を踏み入れてしまいます。みな善人ばかりなのだが、何故か生きるのがへたな人たち。そんな人たちがロシア料理店を介し、繋がっていく様は運命なのか、それとも・・・。冒頭窓から放り投げられたイスがぽつんと街路に写し出され、最後まで象徴のように使われている。日本のことわざに「捨てる神あれば拾う神あり」というのがあるがこの作品はこれに尽きる物語。たまたまだがわたしにはクリスマスイブの日に、思いがけずに神様が届けてくれた、そんな贈り物になりました。
コロナ禍の中、毎日流れるニュースは暗い話ばかりで正直ウンザリである。逃避したいと思うのが本音だが、そうはいかないのが現実である。そんな状況の中で観た作品はとてもこころが穏やかになり、世の中捨てたもんじゃ無いと思わせてくれました。映画とは現実逃避のアイテムと思うひとが多いとは思いますが、わたしはいままで逃げることより立ち向かうことを多く鑑賞作品から教えられました。この作品も紛れもなくそんな気持ちにさせてくれる佳作です。年の瀬も押し迫り忙しいことと思いますが、ここはちょっと時間を作り劇場に足を運んで観ませんか?きっと暖か~い気持ちになれるはずです。
P.S. 知らない俳優さんばかりでしたが、みなさん個性豊かではまり役の方ばかり。特に二人(クララとアリス役)を演じた女優さん(ゾーイ・カザン&アンドレア・ライズボロー)は表現力が豊かで、それぞれの苦悩を見事に表現していて何度も涙を流してしまいました。
この二人を起用した女流監督ロネ・シェルフィグの脚本・監督も見事のひとことです。
※ゾーイ・カザンは後に名匠エリア・カザンの孫だと知り、なるほどと納得。


# by eddy-web | 2020-12-29 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
よもやまシネマ530 “ワンダーウーマン1984”
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2020.12.18.

待ちに待った映画が、ようやく公開されました。コロナ禍の中、自粛生活を余儀なくされ我慢も限界点となりつつある。そんな中でのヒーロー映画ファンなら誰もが待っていた、“ワンダーウーマン”が、やっと公開日を迎えました。この日を待っていたわたしはチケット販売日にベストの席を確保し、わくわくしながら劇場の席についた。
アメコミ作品の紹介はいままでも数多く紹介してきたのだが、エンタメ作品を代表する作品は間違いなくヒーロー映画と言える。女性をヒーローにしたものは、男性に比べ圧倒的に少ない。そんな中でも“ワンダーウーマン”は代表的作品ではないでしょうか?その昔TV(1975~79)で放映されていた、リンダ・カーター主演のドラマを夢中で観ていた頃。20代のわたしは内容もさることながら、リンダ・カーターの容姿にメロメロになった記憶がある。彼女は元ミスアメリカ代表に選ばれた美女で、コスチュームも姿態をあらわにしたものでそれはそれは刺激的。デザインはそれこそ、これぞアメリカという星条旗をモチーフにし、当時アメリカに憧れをもつ若者に強く支持さていたと記憶している。強くて、格好良くて、美しいと三拍子揃えば男たちが好きにならない訳がない。吹き替えを由美かおるさんがやっていたのも、良く覚えています。
あれから半世紀ちかい年月を経て再び、蘇った“ワンダーウーマン”。現代の最先端テクノロジーを駆使したその映像美は、ヒーローものには欠かせない技術となりファンの気持ちを奮い立たせ夢の世界へと誘ってくれる。“ワンダーウーマン”が登場して今回で4作目となる。はじめは他のヒーローたちの脇を固めるところからはじまった彼女だが、当時からメインキャラを凌ぐ存在感で女性という存在が物語に彩りと潤いを創り上げてくれました。単独でのストーリーは今回で2作目となるのだが、面白いだけでなくエンタメ作品としてもメチャクチャ内容のある深いストーリー展開になっています。超人としての彼女の魅力は存分に表現されそれだけでも充分すぎる出来映えなのだが、それよりもひとりの女性としての感情が強く表現されていたところにわたしは強い感動を覚えました。主人公を演じているガル・ガドットはこの役でスターダムの道を駆け上がりましたが、まさに適任の役者さんです。今回は女性の繊細なここの葛藤をも表現し、普段の生活の中でのエレガントな立ち居振る舞いなど、そのギャップがたまりません。このひとの後を継ぐ人は、さぞや大変なことになるのではないでしょうか?ま、当分はガル・ガドットさんに頑張って続けて欲しいと1ファンとして願うばかりです。今まで沢山のヒーロー作品を観てきましたが、今作は間違いなく上位に付ける出来映えの作品だとわたしは思います。コロナ禍で疲弊したこころに夢や希望と言ったそんなものを与えてくれる作品としてお勧めします。「夢や希望」などと歯が浮くような使い古した言葉を言いましたが、この言葉がピッタリとくることは観れば納得されると信じています。「人はひとりで生きているのではない」と個人的にはコロナ禍の状況を生きるわたしたちへのメッセージがこの作品には詰め込まれていると感じています。モヤモヤを吹き飛ばしてくれるので、ぜひ劇場に足を運んでください。
P.S. ようやくDC作品が公開され、本当に嬉しく思います。こう言う時期なのでまずは、理屈抜きで楽しめる映画はとても大切なアイテムのひとつと思います。公開が延期となっている沢山の作品がある中で、やっと来た春を感じています。マーベル作品も早く公開されると嬉しいのですが・・・。
※サプライズで伝説の女神が最後に出てくるのですが、まさにサプライズでした。あまりにも若くチョッと!(´・ω・`)。役を地で行く超人ぶりに、得も知れない勇気をいただきました。


# by eddy-web | 2020-12-20 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)


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